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 歌手の倉木麻衣(43)が27日、都内でギネス世界記録の認定証贈呈式に出席した。人気アニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系)シリーズの曲を多数担当し、26日の放送で解禁されたエンディング曲「愛で全部抱きしめて愛して」が30作目に到達。2017年に自身が21作で認められた「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」であらためて9年ぶりに認定された。

 この日は主人公・江戸川コナンも駆け付け、倉木は笑みを浮かべてハイタッチ。手をつないで報道陣の前に立つと「感謝の気持ちでいっぱいです。『名探偵コナン』に関わる全ての方と一緒に獲れた夢のような誇らしい記録です」と胸を張った。

 00年に「Secret of my heart」で初めて作品のエンディング曲を担当。以来26年にわたりテレビアニメや映画の曲を手がけてきた。「高校2年生でお小遣いをためて単行本を買っていました。それが歌手デビューして作品に関われて、ここまで長く続いたことは奇跡です」と振り返った。

 一般に長寿アニメの主題歌は「サザエさん」のように固定される傾向が強い。アニメは、物語と歌をワンセットで楽しむファンが多いためだ。「クレヨンしんちゃん」のように定期的に変わる作品でも、1人の歌手が継続して歌うのはまれ。音楽関係者は「本来、固定化傾向が強い上にアニメと歌手が長く売れ続けないと達成できない記録。不滅と言っていいだろう」と偉業を称えた。

 放送30周年の節目での30作品到達。倉木は「30周年に盛り上げることができて感激です」と笑顔。「私にとって『名探偵コナン』はともに成長してきた家族のような存在です」とコナン愛を強調し「これから30年先も続けていくことができたら」とさらなる記録継続に意欲を見せた。

 また、これまでコラボしてきた全30曲を収録したベストアルバムを11月11日に発売することも発表した。(吉澤 塁)

 《長寿アニメは節目で変更も》長寿アニメではフジテレビ「サザエさん」が69年10月の放送開始から、♪お魚くわえたドラ猫…で親しまれるオープニング曲「サザエさん」が流れている。ただ75~97年には毎週火曜夜に再放送枠として放送の「まんが名作劇場 サザエさん」で、♪窓をあけましょう ルルル…で始まる「サザエさんのうた」が流れた。“火曜のサザエさん”として区別するためとみられる。

 テレビ朝日「ドラえもん」は♪こんなこといいな…の主題歌「ドラえもんのうた」が07年5月に「夢をかなえてドラえもん」に変更。声優陣の代替わりなど“新しいドラえもん”を象徴するもので、星野源「ドラえもん」などを挟み今も続く。

 「ゲゲゲの鬼太郎」は68年の開始時から、♪ゲッ ゲッ ゲゲゲのゲー…の「ゲゲゲの鬼太郎」が1作を除き使われている。