【アジア大会eスポ】「ぷよぷよ」11歳“神童”栗原悠輝が史上最年少金メダル!eスポでも日本初金!
◇愛知・名古屋アジア大会第8日 eスポーツ(2026年9月26日 愛知県国際展示場)
eスポーツ競技「ぷよぷよ」部門で日本選手団最年少の小学5年、「ゆうき」こと栗原悠輝(11=東京ヴェルディ)が大会史上最年少記録の快挙となる金メダルを獲得した。
この日行われた準々決勝からの登場。準々決勝ではコ・ムンジュン・ジャスティン(シンガポール)の先制に落ち着いた打ち返し、4ラウンド目には怒とうの13連鎖。さらに相手の連鎖数を見切ったプレーで完封して5ー0のストレート勝利。
準決勝ではタナラック・ウォンキティクン(タイ)と対戦し、1ラウンド目からスピードと容赦ない連鎖で圧倒。9ラウンド目に1本返されるも、勢いは衰えず10ー1で抑えて決勝戦へコマを進めた。
決勝では栗原と同じグループステージA組を2位で通過したカン・ドンシン(韓国)との対戦。1ラウンド目で先制を許すも続く2ラウンド目で16連鎖を食らわせた栗原。5ラウンド目にはカンが全消しし、追い詰められたが土壇場で全て返してラウンド奪取。互いに巧みな連鎖で攻防を繰り広げるも10ー2で抑え優勝を決めた。
取材に応じた栗原は「めちゃくちゃうれしいです。強い人に勝って、めちゃくちゃうれしいです」と喜びを露わにした。
24日に行われたグループステージでは3戦全勝でA組を首位通過。今大会でメダルを手にした栗原は、2018年開催のジャカルタ大会スケートボード女子ストリートで銅のブンガ・ニマス・チンタ(インドネシア)の12歳を更新し、大会史上最年少金メダリストとなった。
栗原が「ぷよぷよ」に出合ったきっかけは、幼稚園児の頃のクリスマスだった。母がプレゼントに購入した「ぷよぷよテトリス2」ではまり、小学校に上がると放課後に没頭した。
「小1、小2の頃は(日に)4時間くらいやっていた」という。めきめき実力を蓄え、小学2年生に上がる頃の大会ではプロを倒して3位に入賞。年間王者やプロに一歩近づく大きなポイントを手にし、「遊び」は次第に「競技」へと変わった。
対人戦では最高18連鎖するまでの腕前に成長。自国開催の注目を集める場で金メダルを手にした。
▽eスポーツ 「エレクトロニック・スポーツ」の略で、家庭用ゲーム機やパソコンなどの電子機器を用いてプレーする競技。1対1やチーム同士で対戦し、勝敗を決める。年齢、性別を問わず参加できることが特徴。アジア大会では前回の23年杭州大会から正式種目に採用。今大会は11種目13タイトルで行われ、日本は7種目9タイトルに出場。愛知県国際展示場で23日から競技がスタート。
▽ぷよぷよ 1991年の初代発売から35周年を迎えたアクションパズルゲーム。今大会ではPCを用いた1対1の対人戦。フィールドに落ちる同じ色の「ぷよ」を4個以上縦横につなげて消すシンプルなルール。消すと相手に「おじゃまぷよ」が送られる。勝つためにはぷよが連続で消える「連鎖」をつくることが重要。ゆうきは大連鎖を得意とし、対人戦では最高18連鎖。ぷよぷよを観戦する上での注目ポイントは2つ。「1つ目は大連鎖。見ていて気持ちいいし楽しい。2つ目はちょっとしたミスで終わってしまう駆け引きのところを見てほしい」
◇栗原 悠輝(くりはら・ゆうき)2015年(平27)6月18日生まれ、東京都文京区出身の11歳。登録名は「ゆうき」。小1から本格的にぷよぷよを始める。全国都道府県対抗eスポーツ選手権で史上初の「小学生の部」「オープン参加の部」両部門制覇を達成。東京ヴェルディeスポーツ所属。千代田線が好きで将来の夢は「電車の運転士」。通う塾の先生にも憧れ、「塾の先生」とも迷う。趣味は卓球、天然石集め。

