「クラウンセダン」が一部改良!

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クラウンセダン」が進化!

 トヨタ「クラウン」は、1955年の初代モデルの登場以来、日本の高級車を代表する存在として時代の変化や暮らしに寄り添いながら進化を重ねてきました。

 自ら運転を楽しむドライバーズカーとしてはもちろん、後席に人を乗せて移動する「ショーファーカー」としての需要も高く、長年にわたり確固たる人気を集めています。

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 現行となる16代目クラウンシリーズでは、クロスオーバーやスポーツといった多様なタイプが先行して登場しましたが、その中で正統派セダンの伝統を受け継ぎ、「ニューフォーマル」という新しい価値観を掲げて2023年11月に加わったのがクラウンセダンです。

 クラウンセダンは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベース3000mmという堂々としたサイズを持ち、従来のセダンの枠にとらわれない伸びやかなプロポーションを実現。

 外観デザインは、鋭さと広がりのある表情を作るハンマーヘッドと大型台形グリルを合わせたフロントマスクや、リアの横一文字のテールランプが特徴的です。室内には大きな杢目調パネルが配され、全64色に切り替えられるLED照明が心地よい間接光で空間を彩ります。

 また足回りには、減衰力を制御するAVSを採用しており、路面の凹凸による振動を乗客に伝えない上質な乗り心地に仕上げられました。

 パワートレインは2種類から選択可能。ひとつは低速域からダイレクト感のある加速が得られる2.5リッターマルチステージハイブリッドで、静粛性と走りの質感を両立しています。もうひとつは、走行中に二酸化炭素を一切排出しない高性能な燃料電池車(FCEV)モデルです。

 なお、FCEVは3本の高圧水素タンクを備えており、1回あたり約3分の水素充填で約820kmの距離を走行できます。

 トヨタは2026年9月21日、このクラウンセダンの一部改良モデルを発売しました。今回の改良で大きな注目を集めているのが、新たに設定されたハイブリッド車の「G」グレードです。

 従来の最上級グレード「Z」に比べて100万円以上抑えた価格設定となっており、ショーファーカーとしての側面だけでなく、ドライバー自身が運転を楽しむクルマとしての性格が明確に打ち出されています。

 ボディサイズや2.5リッターハイブリッドとFR(後輪駆動)を組み合わせた基本性能は上級のZグレードと同じで、堂々としたプロポーションや走りの質感はそのまま受け継いでいます。

 Gグレードの具体的な仕様としては、外観にサテンメッキやメッキの加飾が施され、足回りには19インチアルミホイールが装着されます。室内は合成皮革シートが採用され、シンプルで使いやすい仕様となりました。

 一方で、後席の電動パワーシートやマッサージ機能、ベンチレーション、電動サンシェードといったおもてなし装備や、高度な運転支援機能、デジタルキーは非搭載となっており、必要な機能へシンプルに絞り込んだ仕様は、日常的に自らハンドルを握る人のための実用的な仕上がりといえます。

 なお、19インチタイヤの採用により、WLTCモード燃費は18.3km/Lと、Zグレード(18.0km/L)を上回る低燃費を実現しました。

 このほかハイブリッド車全体では、エンジンカバーの刷新により静粛性や操縦安定性の向上が図られました。加えて、Zグレードには精悍な印象を与える「ブラックパッケージ」が標準装備されたほか、販売店オプションとして大画面の13.2型有機EL後席ディスプレイが用意され、後席の快適性が大きく高められています。

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 改良を受けたクラウンセダンの価格(消費税込)は、新設定されたエントリーモデルのGグレードが649万9900円、ハイブリッドのZグレードが753万600円、燃料電池車のZグレードが853万500円です。

 ドライバーズカーからショーファーカーでの利用まで、それぞれのスタイルに合わせて磨きがかけられた今回の改良により、正統派セダンとしてのクラウンの魅力がさらに深まりました。