“2世ヒロインにハズレなし”のジンクス 朝ドラ主演に石橋静河(32) 母はあの「名女優」
放送中のNHK連続テレビ小説「風、薫る」は、今月25日が最終回。物語は佳境だが、すでに次作の「ブラッサム」が大きな話題だ。
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「どうにも視聴率が振るわないから仕方ありません」
と言うのは芸能デスク。「風、薫る」は、見上愛(25)と上坂樹里(21)が主演を務める。舞台は明治初期で、生まれも育ちも異なる二人の女性が日本で知られていない看護の世界に飛び込み、看護婦として成長していく姿を描いている。
「放送開始の3月末以降、5カ月の期間平均視聴率は13.8%と伸び悩んでいます。通算113作の朝ドラの中で、13%台に終わったのはわずか3作。どうやら本作は4作目になりそう」(同)
不名誉な記録を持つ3作は、一昨年後期に放送された橋本環奈(27)主演「おむすび」
の13.1%。さらには2009年前期放送で、多部未華子(37)が主演した「つばさ」の13.8%と同年後期、倉科カナ(38)がヒロインを務めた「ウェルかめ」の13.5%だ。

数々の浮名を流し、華麗な恋愛遍歴を……
それだけに、NHK制作陣は9月28日にスタートする「ブラッサム」に大きな期待を寄せているという。
「こちらは明治から大正、昭和の時代を奔放に生きた、作家の宇野千代がモデルです。彼女は尾崎士郎や東郷青児ら著名な作家や画家たちと数々の浮名を流し、華麗な恋愛・結婚遍歴を持つ、当時としては異色の存在でした。一方で、85歳だった1983年に出版した自伝的小説『生きて行く私』は、100万部を超えるミリオンセラーに。実業家やデザイナーの顔も持ち、90年に文化功労者に選ばれ、98歳で亡くなっています」(前出のデスク)
主人公の葉野珠(はのたま)を演じるのは石橋静河(32)。朝ドラは18年前期放送の「半分、青い。」で主人公の幼なじみの妻役を務めて以来、今回が2度目。主演は初めてだ。
「石橋はオーディションではなく、局からのご指名で主演に選ばれました。21歳だった15年にデビューして以来、自然に醸し出される独特の雰囲気と、強いまなざしを持つ女優として高く評価されていました」(同)
キャリアも順調で、17年に公開された映画「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」で主演を果たし、この年のブルーリボン賞で新人賞を受賞した。21年には、90年代に大ヒットしたドラマ「東京ラブストーリー」のリメイク版配信ドラマでヒロインを演じている。
「父は歌手で俳優の石橋凌(70)、母が女優の原田美枝子(67)という2世俳優です。2歳違いで姉の優河(ゆうが)(34)も、シンガーソングライターや女優として活動している芸能一家。母の原田は映画『大地の子守歌』『青春の殺人者』での演技が評価され、76年度にブルーリボン賞新人賞を得ています。娘が同賞に選ばれた時は、初の親子受賞と話題になりました」(同)
“2世ヒロインにハズレなし”
NHK関係者によると、「ブラッサム」に期待が寄せられる背景には、昨今、局内で流布されるジンクスも影響しているとか。
「“2世ヒロインにハズレなし”というものです。18年後期放送の『まんぷく』の主演は俳優の奥田瑛二(76)とエッセイストの安藤和津(78)を両親に持つ安藤サクラ(40)で、平均視聴率は21.4%と大成功。23年後期に放送され、15.9%と健闘した『ブギウギ』も、主演の趣里(35)が、水谷豊(74)と伊藤蘭(71)夫妻の娘です」
共演者も豪華そのもの。
「珠の晩年を演じる加賀まりこ(82)のほか、長らく珠を支えた女性秘書に朝ドラ初出演の松たか子(49)、珠の両親は渡部篤郎(58)と国仲涼子(47)という具合」
波乱に満ちた女流作家の生涯は、令和の世で高視聴率を獲得できるか……。
「週刊新潮」2026年9月17日号 掲載
