《側溝にハマりずぶ濡れに…深夜に救急搬送》“アイフルおじさん”清水章吾(83)豪雨の深夜に失踪、「あぁ、俺も終わりかなぁ」緊迫の捜索劇
「あの日は雨も降っていましたから、まさか1人で出て行くとは思っていませんでした。そうしたら夜9時頃、章吾さんから電話がかかってきて、『助けてくれ』と……」
【写真を見る】18歳年下のパートナー水沢巡美さんと現在のアパートでのツーショットや失踪中に羽織っていたパーカーなど
真剣な面持ちでそう振り返るのは、俳優・清水章吾(83)のパートナーで演歌歌手の水沢巡美(65)。歳の差は18歳だ。
2002年、消費者金融「アイフル」のCMでチワワと共演し、"アイフルおじさん"として一躍お茶の間の人気者となった清水。現在は生活保護を受給しながら、埼玉県内の家賃3万円のアパートで水沢と暮らしている。
9月中旬、取材班がアパートを訪ねると、清水が杖にすがるようにして、おぼつかない足取りで現れた。認知症の進行に加え、持病の狭心症も悪化しているという。そんな最中に起きたのが、命に関わりかねない"大失踪劇"だった。
豪雨の中の大捜索
その日、水沢は運転代行のアルバイトに出ていた。仕事の最中、携帯電話が鳴った。
「夜9時頃に章吾さんから電話がかかってきて、『知り合いの女優さんが訪ねてきて"どこかに出かけましょう"と誘われたので家を出た』と言うんです。『それで外でキャッチボールをしていたらボールがぬかるみに落ちてしまい、取りに行ったら自分がハマって出られなくなった』『助けてくれ』と。
近所で思い当たる場所があったので、すぐに警察に通報しました。雨が強くて警察犬も出せず、行方不明届を出したんですが、夜中の3時過ぎになって『病院に搬送された』と連絡が入って……」(水沢)
水沢は、以前の取材を通じて連絡先を交換していた本誌記者の携帯電話に、失踪状態になった清水を助けてほしいという旨のショートメッセージを送信していた。
《章吾さんが行方不明です。(中略)警察に行方不明届を出しました。まだ、見つかりません》
清水が見つかったのは側溝の中だった。長時間、腰まで水に浸かった状態で発見され、そのまま救急搬送された。命に別条はなかったものの、一歩間違えれば最悪の事態になりかねなかった。
「自分でも『あぁ、俺も終わりかなぁ』と思った。反省しているよ。ずぶ濡れで、冷たかった」(清水)
しょんぼりと語る清水の隣で、水沢が「これ、見てくださいよ」と1枚の白いパーカーを取り出した。
「当日着ていた服が泥だらけでね。3回漂白して洗ったんですけど、まだシミが残っているんです」(水沢)
無事だったからこそ笑い話にもできる。しかし、騒動を語る清水には、心身の疲労が色濃く見え隠れする。最近はとりわけ涙もろくなり、心の脆さが目立つようになったという。取材中、同世代の俳優・森本レオさんの話題になると、清水はポロポロと涙をこぼした。
「以前、仕事会ったときに"章吾ちゃん"と声をかけてくれて、いい人だったんだよ。亡くなったと聞いて泣いたよ。この野郎死にやがって……」
泥にまみれて生還した83歳。失うものは多くとも、涙はまだ枯れていない。
