大分県大分市佐賀関の大規模火災から9月18日で10か月です。

工場が全焼し廃業した地元の会社の漁具の販売が18日から再開されました。

八潮工業 3代目社長木崎章二さん

2025年11月去年11月に発生した大分市佐賀関の大規模火災。地元で長年、漁の道具を作り続けてきた八潮工業の工場が全焼し廃業しました。

しかし、漁師たちから復活を望む多くの声が寄せられ県漁協佐賀関支店が漁具の製造に乗り出すことを決断。

倉庫だった場所を改修して7月から製造に取り組んできました。

17日、八潮工業の元社長が完成した商品を見せてくれました。

◆八潮工業 3代目社長木崎章二さん
「これが作ったどんぐり」

「どんぐり」と呼ばれる重りです。

重りを購入に来た漁師

八潮工業独自の円すい状の重りで潮の流れが速い佐賀関の漁場でも狙った場所にまっすぐに落ちていくそうで長年、地元の漁師たちに愛用されてきました。

そして迎えた販売再開の日。早速、漁師たちが漁協を訪れていました。

◆佐賀関の漁師
「18日にどんぐりが入荷するって(見て)早めに来た」

「相当助かる。使い慣れているので自分たちは」

18日、重りを購入した漁師の男性。使い慣れた漁の道具が復活するのを待ちわびていたといいます。

◆佐賀関の漁師
「やっぱりいい。みんな(復活を)待っていた、嬉しいこと」

◆八潮工業 3代目社長木崎章二さん
「やっと漁師さんの手に渡って喜んでくれたらそれに越したことはない。針とか重りがそろってきたら漁に行くのが楽しみになってくれたらいい」

大分が誇る関あじ・関さば漁を支えてきた八潮工業の漁具の復活。

復興に向かって一歩一歩、漁師町の歩みは続いています。