県内新規出店は26年ぶり 平和堂が新店舗 競争激化する県内市場で戦略は? 富山県富山市
スーパーマーケット大手の「平和堂」が、県内では26年ぶりの出店となる新店舗を富山市の卸売市場の敷地にきょう開店しました。スーパー業界では今月、県内が拠点の「アルビス」が全国大手の「ライフ」の傘下に入ることを表明するなど、変革の動きがでています。競争が激化する県内でどのように事業に取り組むのか、平和堂の幹部に戦略を聞きました。
並んだ客
「6時半ごろに着いて、ずっと待っていました」
「新しいオープンで何が安いのか新鮮さとかあると思うので、そこを見てみたいなと思ってきました」
「アルプラフーズマーケット」は平和堂が展開する食料品を中心としたスーパーです。およそ2000平方メートルの売り場では、卸売市場の敷地内という立地を生かし、鮮度にこだわった地場産の魚や野菜、さらにそれを使った総菜などをアピールしています。
買い物客
「新鮮だと思います」
Q.何買ったんですか
「カニとがんどブリの刺身」「(住まいが)この近くだから便利でいいと思います」
卸売市場の敷地にはきょう、ドラッグストアやスポーツ用品店もオープン。25日には家電量販店もオープンします。複合型商業施設としていっそうの集客を狙います。平和堂としては射水市と富山市のアル・プラザ以来、26年ぶりとなる県内出店です。その狙いは?
平和堂 夏原陽平専務
「大型店舗の周りにスーパーマーケットを建ててお客様の認知度をあげていくのを滋賀県ではやっているんですけど、北陸店舗ではそれができていないということで」「アルプラザ富山とこちらは川(神通川)を隔ててマーケットが違いますので」
県内のスーパー業界をめぐっては先週、「アルビス」が全国大手の「ライフ」の傘下に入る意向を表明しました。商品調達や物流のコストが上昇するなか、全国チェーンのライフが持つスケールメリットを生かす狙いです。
久しぶりの県内出店となる平和堂は、こうした再編の動きをどう受け止めているのでしょうか?
平和堂 夏原陽平専務
「まったく予想していなかったので会社全員が驚きでした。ライフさんの売り場の良さとどういうふうに混ざっていくのか、見ていきたいと思う」
「今後ライフとアルビスが提携することによって、アルビスの売り場がどう変わっていくのか。アルビスの売り場と平和堂のアルプラフーズマーケットで、しっかりと違いを見せられるような形でやっていきたい」
平和堂によると、新店舗の周辺3キロ圏内には19の競合店があるといいます。またスーパーだけではなく、近年はドラッグストアとの競争も激しさを増しています。県内26年ぶりの新店舗で打ち出していくのは?
平和堂 夏原陽平専務
「お魚の姿魚とかですね。デリカの作りたてとか、このあたりはなかなかドラッグさんではやりきれないところはありますので、スーパーマーケットのできる役割をしっかりと前面に出していって、お客さんには使い分けてもらいながらでも『スーパーマーケットじゃないとね』というところについては充実させていきたい」
「平和堂」は、11月には高岡市に複合型商業施設「アルプラタウン高岡」をオープンする予定です。競争がさらに激しさを増す県内スーパー業界の動きは今後もお伝えしていきます。

