アジア大会で韓国激怒「遺憾を表明」 記念行事の登場人物が物議、東京五輪での扱いと“ダブスタ”も指摘
選手村になるクルーズ船、接岸イベントにいた豊臣秀吉が大騒動に
愛知・名古屋アジア大会に登場した「豊臣秀吉」に、韓国のスポーツ界を統括する大韓体育会が抗議する事態が発生している。
韓国紙「ハンギョレ」は18日「李舜臣はダメで豊臣はいいのか…アジア大会で“ダブスタ”の波紋」という記事を掲載。大韓体育会長名義の書簡が、アジアオリンピック評議会(OCA)と大会組織委員会へ送付され「書簡には今回の公演に対する遺憾の表明とともに、アジアの平和と調和を掲げる国際大会で、同様の事態が再発しないよう求める要望が盛り込まれた」という。17日現在で返答はないという。
韓国側が激怒しているのは、15日に名古屋港で行われた、選手宿舎として使用されるクルーズ船の接岸記念行事だ。ここに織田信長、豊臣秀吉、徳川家康にふんした人物が登場。現在の愛知県にあたる旧尾張国、三河国にルーツを持つ戦国時代の英雄は、名古屋では「三英傑」として英雄視されており、秋の名古屋まつりでもパレードに登場する。
ただ豊臣秀吉は、韓国にしてみれば自国に攻め込んできた「仇敵」と扱われる。1592年から朝鮮出兵を実行に移したからだ。記事はこの3人を大会プロモーションに使う理由を「彼らは戦国時代を経て日本統一の礎を築いた人物たちで、いずれも現在の愛知県一帯で誕生した。愛知県と名古屋市は彼らを地域の代表的な観光・文化コンテンツとして活用している」「公演自体に政治的なメッセージが込められていたわけではない」と冷静に伝えているものの、各国の選手が集まる場に登場したことに疑問を示した。
「豊臣秀吉は1592年に朝鮮を侵略し、文禄・慶長の役を引き起こした当事者である。戦争は7年間にわたって続き、明まで参戦したことで東アジア全体を揺るがした。問題は、豊臣秀吉が登場した舞台が、各国の選手団が滞在するクルーズ選手村の初の公式歓迎行事だったという点だ。今大会期間中、韓国をはじめとする各国の選手団が滞在する」
また記事が“ダブスタ”ではないかとするのは、豊臣軍と戦ったイ・スンシン(李舜臣)の言葉をベースにした「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残されております」という横断幕を、韓国代表が2021年の東京五輪の際に選手村に掲示し、これが国際オリンピック委員会(IOC)から政治的メッセージにあたるとみなされ、撤去したことにある。記事は「今回の行事も同じ尺度から免れることは難しいとの指摘が出ている」と伝えた。
(THE ANSWER編集部)

