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 米紙「ニューヨーク・ポスト」は17日(日本時間18日)、「なぜスティーブ・コーエンはメッツファンと一緒にピート・アロンソ(31)の300号本塁打に拍手したのか」と題し、メッツを去った主砲を巡る皮肉な光景を報じた。

 オリオールズのアロンソは15日、古巣メッツの本拠地シティ・フィールドで通算300号本塁打を放った。するとメッツファンから大歓声が沸き起こった。長年チームを支えた功労者を祝福すると同時に、アロンソを引き留めなかった球団への不満を示す意味もあったという。

 さらに話題になったのがコーエン・オーナーの行動だった。Xに投稿された動画では、本塁打が出ると立ち上がり、周囲にも立つよう促すようなしぐさを見せて拍手。同紙の取材に「彼の300号だったんだ。称賛しないわけにはいかないよ」と説明した。

 アロンソは昨オフ、オリオールズと5年総額1億5500万ドルの契約を結んだ。一方のメッツは7年間在籍した生え抜きのスターに長期契約を提示せず、今季は大型補強を行いながら69勝83敗と低迷している。

 フアン・ソトはファンについて「僕たちに背を向けたとは思わない。彼はこの街、この球団のためにあらゆることをやってきた」と理解を示した。一方、ボー・ビシェットは異例の大歓声について「ある意味、自分たち自身がそういう状況を作ってしまった」と語った。古巣ファンが300号を祝福し、アロンソを手放した球団のオーナーまで立ち上がって拍手する--。低迷するメッツの今季を象徴するような一幕となった。