山口馬木也を巡り民放が争奪戦…『豊臣兄弟!』柴田勝家役で「運のない俳優」が掴んだ大ブレイク

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大河ドラマ『豊臣兄弟!』で山口馬木也がブレイク

「まさに鬼神の如き散り様だった。視聴者のみならずドラマ関係者の間でも『大河史に残る名シーン』と語り草になっています。彼の卓越した演技への賛辞が鳴り止みません。相まってお市の方を演じた宮崎あおいの評価もうなぎ上りです」(民放ドラマプロデューサー)

現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、日本中の涙と喝采をさらった男がいる。猛将・柴田勝家を熱演した俳優・山口馬木也(53歳)だ。敗軍の将として妻の市(宮崎)とともに天守から身を投げる衝撃のラストシーンは、放送直後からSNSのサーバーをダウンさせるほどの話題と熱狂を呼び込んだ。さらに山口の風貌が歴史の教科書で見た「勝家の肖像画にそっくり」という強烈なビジュアルも相まって、戦国マニアの間でも人気が沸騰しているのだ。そんな山口だが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかったという。

「山口は『なかなかチャンスをものにできない、運のない俳優』というレッテルを貼られ続けてきました。それこそ若い頃は名優・藤田まことの目に留まり、時代劇の名作『剣客商売』(フジ系)で息子の秋山大治郎役を任されるなど、何度も『売れる』チャンスがあったんです。ドラマや映画、舞台等のわき役として露出していましたが、売れっ子には程遠い状態だった。そんな山口が一昨年には、B級映画として公開された『侍タイムスリッパー』(2024年)に主演するわけです。驚くほどの低予算に見事な殺陣と物語性が絶賛され、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました。それで知名度は確かに上がったものの、お茶の間を席巻する“大ブレイク”には至らなかった。演技が上手すぎるがゆえに、いわゆる『知る人ぞ知る名バイプレーヤー』という立ち位置に甘んじていたんです」(民放編成幹部)

NHKだけは目をかけ続けていた

それでも地道に己の演技力を磨き、どんな役でも受けて来た山口。その確かな実力と時代劇への造詣を評価し、早くから目をかけてきたのが他ならぬNHKだった。

「『北条時宗』('01年)をはじめ、『八重の桜』『麒麟がくる』『鎌倉殿の13人』と多くの大河ドラマの常連として起用されてきた。局内外では『NHKのお抱え俳優』と称されるほど厚い信頼を得ていたんです」(制作事情通)

そして満を持して挑んだ5度目の大河となる本作『豊臣兄弟!』で大きな注目を浴び、大河俳優として見事、特大の爪痕を残すことになった。

「実は私生活でもすっかり“時の人”です。最近は街を歩いているだけで、インバウンドの外国人観光客や子どもたちから『あ!サムライだ!』『お侍さん!』と歓声を浴びるそうです。あの鋭い眼光と渋すぎるオーラは、隠そうとしても隠しきれませんからね」(芸能プロ関係者)

水面下では熾烈な争奪戦が勃発

山口の凄まじいまでの人気っぷりを民放各局が指をくわえて見ているはずがない。長年くすぶっていた遅咲きの“お侍さん”を巡って現在、水面下では熾烈な争奪戦が勃発しているという。

「真っ先に動いたのが、重厚なドラマを得意とするTBSの看板枠『日曜劇場』チームです。今の山口が放つ圧倒的な存在感は喉から手が出るほど欲しい。現在放送中のドラマ『VIVANT』の映画版にもシークレットゲストとして出演すると言った話も囁かれている。また、刑事ドラマ等が十八番のテレ朝は、威厳のある上官役として目を付けた。一方、視聴率でトップをひた走る日テレは、あえてコミカルな役柄で猛烈オファーを投げかけています」(ドラマ制作会社プロデューサー)

当然、広告界も山口に熱視線を注いでいるという。

「山口から滲みでるあの誠実さに魅力を感じています。自動車メーカーやセキュリティ会社から内々にオファーが来ています。一本当たり2000万~が相場になりそうです」(広告代理店幹部)

幾度もブレイクの波に乗り遅れ、その度に実力で這い上がってきた山口。令和のエンタメ界に降臨した「本物の侍」の快進撃は、もう誰にも止められない。

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