高安(奥)が突き倒しで大の里を破る(カメラ・古川 剛伊)

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 ◆大相撲秋場所4日目(16日、東京・両国国技館)

 東前頭2枚目・高安が横綱・大の里を突き倒して、通算7個目の金星を獲得した。36歳6か月での金星は、昭和以降で新入幕の力士では年長9位の記録。

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 大の里はよほど腹が空いていたのだろう。思い切り“毒まんじゅう”を食べてしまった。立ち合いでは高安と豪快に当たり合った。これまでは右が差せないと引いてしまうケースがあったが、この日は高安に2度ほど突かれただけで引いてしまった。これでは勝負にならない。稽古不足が懸念も、3日目までは順調にサイコロの目を進めた。今場所、一番悪い相撲を取って振り出しに戻ってしまった。

 私はこのコラムで体に染みついた悪い癖を修正しなければダメだと指摘してきた。徹底的な根本治療が必要で、稽古場から「絶対に引かない」という気持ちが“解毒剤”にならない限り、苦しい未来予想図が待っている。敵は自分自身にある。最後に土俵際で豪快に飛んだことも謎だ。時間を稼ぐためだとは思うが、土俵際でのジャンプも癖になっているのではないかと心配している。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)