戸郷翔征(C)共同通信社

写真拡大

 巨人のエースがまさかの大炎上で試合をブチ壊した。

【もっと読む】巨人・戸郷翔征に伝えたい「あなたの最大の武器はフォークではなく、インコースへの真っすぐだよ」と

 首位阪神と0.5ゲーム差の優勝争いを繰り広げる巨人の戸郷翔征(26)が15日、DeNA戦に先発。1点を先制してもらった直後の初回1死から牧に左越えの同点ソロを浴びて出はなをくじかれると、連続四球で1死満塁のピンチ。ここで林に中前2点打、古市に左前適時打を許して一挙4点を失った。

 二回も無死一、二塁から佐野に右越え3ラン、続く筒香に右越えソロ、蝦名にも左越えソロを浴びるなど、めった打ち。自己ワーストの4被弾、2回72球を投げて7安打9失点でKOとなった。

 昨季は8勝9敗と苦しみ、久保巡回投手コーチと「魔改造」に取り組んできた。下半身主導の投球動作の意識付けや菅野式のフォームへの変更など試行錯誤しながら、今季は4勝2敗と復調気配だったが、左太もも裏の肉離れもあって長期離脱。6月以降勝ち星から遠ざかっている。

 さる球界関係者がこう言う。

「苦しんだ昨年は、久保コーチだけじゃなく、桑田二軍監督にも相談に乗ってもらい、『投球時の開きの早さ』を指摘された。戸郷は桑田二軍監督が一軍の投手コーチだった頃から『桑田塾』の門下生。そんな信頼していた『先生』が昨季限りで巨人を去ってしまったから、戸郷は残念がっていました。セの某選手は『いい時より腕の振りが緩んでいる。腕の振りでフォークが分かる』と言っていました。これは戸郷にとって死活問題でしょう」

 この2年、改造、修正を繰り返してきた。戸郷は「残り試合が少なくなっているから緊迫した試合もある。監督(代行)は『こういう試合を意気に感じて、野球をしている上で一番の喜び』と話をしていた。いい緊張感を感じながら試合に臨みたい」と腕まくりしていたが、万策尽きた感もある。これでCSなどポストシーズンの登板は厳しくなった。

 巨人は痛恨の3連敗。7連敗となった首位・阪神とのゲーム差は0.5のままだが、阪神のマジックは1つ減って14となった。エースで落とした1敗は、ただの1敗ではなさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 復活しそうでできない戸郷を、球団レジェンドである権藤博氏はどう見ているのか。本紙日刊ゲンダイで連載する「権藤博の奔放主義」では、戸郷にアドバイスを送っていた。●関連記事 【もっと読む】巨人・戸郷翔征に伝えたい「あなたの最大の武器はフォークではなく、インコースへの真っすぐだよ」と も要チェックだ。