柴田善臣が引退 東京競馬場のJRA広報室のひそかな名物「善臣メーター」 JRA最年長勝利記録を塗り替えるたび更新
JRAは15日、現役最年長の柴田善臣騎手(60)=美浦・フリー=が現役を引退すると発表した。本人から騎手免許の取消申請があり、18日付で騎手免許を取り消す。11月1日に東京競馬場で引退式が行われ、引退後はJRAのアドバイザーに就任する予定。16日に茨城県の美浦トレーニングセンター内で記者会見を行う。
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東京競馬場のJRA広報室には、ひそかな名物があった。ホワイトボードに記された、その名も「善臣メーター」。大リーグのイチロー選手が現役時代、ヒットを打つ度にカウントされていったシアトル名物をもじったものだ。柴田善が勝つたびにJRA最年長勝利記録を塗り替えるため、年齢と日付が常に更新されていた。
晩年はトレセンでも競馬場でも取材を向けるといつも柔らかな笑顔で足を止め、時には冗談を交えて言葉を返してくれた。JRA広報も記者も、次に数字が動く日をどこか楽しみにしていた。記録を更新し続けた“生きるレジェンド”。数字以上に、その人柄で周囲から愛された「善臣さん」だった。(デイリースポーツ・刀根善郎)
