創業150周年のサッポロビール これまでとこれからへの想い、ラップに乗せて グループ社員が歌い踊る
明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビールは、この9月で創業150周年。7月には事業持株会社として新たなスタートを切ったのに続き、10月には酒税改正の最終段階も控える。
大きな節目を前にした6月23日、グループ社員約2600人がパシフィコ横浜に集結。事業の垣根を超えてグループの一体感醸成を目指したイベント「OneSAPPOROアッセンブリー」を開催した。
「われわれが何者であるか、未来に向けて確認するための大事な節目の年。次の未来に向かうスタート地点に改めて立った今、酒類や食品・飲料といった事業の枠にとらわれず、ひとつのサッポログループとしての価値創造を行う意味を体感してもらおうと考えた」。
常務執行役員の武内亮人氏が思いを語る。
イベントの目玉企画が、社員有志らによる「ラップで襷リレー」。これまでのサッポロの歩みやこれからの誓いへの想いを、オリジナルのラップ曲に乗せた動画を上映。さらにその後には、実際に会場でサプライズ上演も行われた。
「いかに社員の一体感を作り、『OneSAPPORO』をまとめるかを考えた」と説明するのは、発案・企画した広報部の村本高史氏。
「メンバー募集にはどのくらい反応があるか予測がつかなかったが、ふたを開けてみると30~50代を中心に多くの応募があり、人材の豊富さを感じた」。
有志らがアイデアを持ち寄り楽曲を制作。サッポロビールの大麦研究への取り組みや、ポッカサッポロのレモンへのこだわり、サッポロライオンがビール一杯に込める想いなどをさまざまなエピソードとともに盛り込んだ歌詞を、実際の社員らがラップに乗せて歌い、踊る。
丸一日かけて行われた映像制作には、出演する社員らが全国から参集。千葉県木更津市の巨大な倉庫を改造したスタジオには、銀座のビヤホールなどを再現した大がかりなセットが組まれた。メンバーらも「すごいところに来てしまった」「もうやるしかない」と決意を固めたという。
「当日は朝6時半に集合して夜10時まで。北海道や九州からの社員もいるので、帰りの便も考えて撮影順を調整。事前に歌詞を覚えてきても、当日に練習した振り付けを多くのカメラの前で披露するのは度胸がいる。緊張して10テイクくらい重ねた人もいたが、1回ごとにさまになっていった」(広報部 玉山嵯里子氏)。
動画は同社WEBサイトで公開中。上映したラップ動画だけでなく、当日の会場の模様や制作過程の映像を加えた約9分間の見ごたえある作品に仕上がっている。
「多くのお客様にご覧いただくことで、サッポロへの期待感を持っていただけるのではないか。それに応えて社員一人ひとりがより豊かな未来を作るべく、豊かで自由な創造力をもって新しい価値を創る出発点になることを願っている」(村本氏)。
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