会見に登壇した三浦璃来さん(手前)、木原龍一さん (カメラ・桜井 彩乃)

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 2月のミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケートペアで、日本史上初めて金メダルを獲得した三浦璃来さん(24)と木原龍一さん(34)の“りくりゅうペア”が15日、都内で記者会見し、自ら企画・制作を行う「りくりゅうありがとうツアー presented by 木下グループ」を来年1月から9月まで全国約10都市で開催すると発表した。8月23日の婚約発表後では、初のアイスショーとなる。

 主催は「りくりゅうありがとうツアー実行委員会」。会見ではツアー第1弾として、大阪(2027年1月8~10日、東和薬品RACTABドーム)、広島(1月29~31日、ひろしんビッグウェーブ)、北海道・旭川(2月19~21日、旭川大雪アリーナ)、熊本(3月19~21日、アクアドームくまもと)の4会場での公演を発表した。1会場で4公演、約3週間の間隔を置いて開催していく。

 ミラノ五輪後の7月31日~8月2日に、初プロデュースアイスショー「THE DESTINY」を東京辰巳アイスアリーナで開催。3日間計4公演で延べ約1万8000人の観客を動員した。カップル競技(ペア・アイスダンス)を中心とした異例のアイスショーとなり全4公演のチケットが完売するほどの大人気だった。

 今ツアーは「これまで応援してくださった皆様への感謝を伝える」という趣旨の公演。映像や画面を通じてではなく、日本全国を訪れ、会場で同じ時間と空間を共有。各地のファンと直接触れあう機会をつくり、ツアーを通じてフィギュアスケート、ペア競技の魅力をより多くの方に伝えていく。

 会見には海外メディア4社を含む報道陣約100人が集まり「りくりゅう」の注目度の高さがうかがいしれた。

 現在も拠点がカナダの2人。競技生活を退き、日本に戻る機会が多くなり、感謝のツアーを行うことを考えた。婚約ほやほやの木原さんは「婚約したからといって大きな変化はありませんが…」と笑いつつ「海外が拠点で難しかったのですが、現役を終えたことで直接、感謝をお伝えしたい、何か皆様に直接お礼をお伝えできればと思いました。ペアの魅力をたくさんの方々に知っていただければ」。

 タイトルの「ありがとう」は2人で考えた。三浦さんは「タイトルには『ありがとう』を絶対に入れたいねと。『サンクスツアー』よりも『あ、わたしたちらしいね』」と説明した。

 60m×30mの競技用リンクにこだわる。三浦さんは「リンクサイズが小さくなるとけがのリスクが高まるので、オリンピックサイズにして私たちのスピード感をみてほしいです」とPR。木原さんも「現役と同じようなトレーニングをしていきたいです。ショーに向けて頑張っていくんだぞ! というモチベーションがわいてすごくわくわくしている」と語った。

 五輪が終わり、この夏にはアイスショーを行い、婚約も発表した。足を止めることなく進む2人。

 木原さんは「いまの一瞬だけに終わらせたくない。こうして注目されているうちに、一瞬だけの熱だけでなく長い間みていただけるように挑戦したいなと思いました」と思いを語った。

 チケット料金は定額設定になるという。高額チケットのイメージがあるアイスショーについて、説明しようとした三浦さんが言葉でどう表現するか、困っていると、木原さんが、小声で「親しみやすい(料金設定)で」とささやき、報道陣の笑いを誘っていた。