新型ホンダ・プレリュード初の特別仕様車『2027リミテッドエディション』 開発責任者が語る導入の狙い 「育てていかなければならない」クルマ
艶やかさと深みを追求した専用色
6月18日、本田技研工業(以下ホンダ)はプレリュードの特別仕様車『2027リミテッドエディション』を設定し、8月20日に発売すると発表した。今回、メディアに向けて実車の撮影会が開催されたので、まずはそのプロフィールを紹介しておこう。
【画像】ナイトシーンで映えるクルマ!新型ホンダ・プレリュード初の特別仕様車『2027リミテッドエディション』 全126枚
ボディカラーには、専用色となる『プレミアムクリスタルガーネット・メタリック』を採用。艶やかさと深みを追求した、熟成されたワインのような派手さをおさえた深紅のボディカラーは、昼間はもちろんのこと、都会のナイトシーンで特に映えそう。というわけで今回の撮影会は夕方から、夜景が美しい東京ベイエリアで開催された。

8月20日に発売されたホンダ・プレリュードの特別仕様車『2027リミテッドエディション』。 篠原政明
期間限定で年内のオーダーを受付
エクステリアでは、クローム仕上げだったフロントアッパーグリルモールはボディ同色にペイントされ、フロントおよびリアバンパーに入るブルーのアクセントはレッドに変更。さらに、アルミ鍛造ホイールはデザインこそ変わらないが切削ブラッククリアタイプとなり、その中に覗くブレーキキャリパーはブルーからレッドに変更されている。
インテリアでは、雲柄表皮/バイカラーステッチのミドルライニングやアームレスト付きコンソールを採用。ドアアームレストなどはボルドーの加飾となり、本革×プライムスムースのシートはボルドー×ブラックの色使いに。助手席前の『PRELUDE』ロゴはレッドで刺繍されている。

フロントおよびリアバンパーに入るブルーのアクセントはレッドに変更されている。 篠原政明
パワートレーンなどはベース車から変更はない。この特別仕様車『2027リミテッドエディション』は台数限定ではないが、期間限定で年内のオーダーを受け付ける。価格は630万6300円で、標準車の12万6500円高となっている。
特別仕様車をどんな思いで手がけたのか
現行型プレリュードの開発責任者は、本田技術研究所四輪研究開発センターの機種開発LPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)チーフエンジニアである山上智行氏。
山上氏は現行型シビックの開発責任者でもあり、2023年のジャパンモビリティショー(JMS)に出展された『プレリュード・コンセプト』から携わっている。そして今回の『2027リミテッドエディション』も、山上氏のプロデュースによるものだ。

ジャパンモビリティショー2023に出展された『プレリュード・コンセプト』と山上氏。 篠原政明
プレリュード初の特別仕様車をどんな思いで手がけたのか、山上氏に伺った。
2025年9月4日の発表(発売は5日)から、ほぼ1年。2023年のJMSに出展されたコンセプトモデルはホワイトで、その後は鮮やかなレッドやブラックなど、わりと派手めなボディカラーで魅せる機会が多かったプレリュードだが、発売当時からボディカラーについては議論を重ねていた。
「プレリュードは赤だよね」
現行のフレームレッドというボディカラーは鮮やかな赤だが、これは昔の記憶を鮮明に呼び起こして欲しかったからだという。
「プレリュードは赤だよね」という顧客は多く、特に3代目プレリュードのCMに登場した赤いボディカラーのインパクトが強かったようだ。そこでヘリテージをオマージュしながら新しいことへチャレンジするために、鮮やかな赤を採用した。

ヘリテージをオマージュしながら新しいことへチャレンジするために、鮮やかな赤を採用した。 篠原政明
登場から1年経ったところで、昔のヘリテージに立ち返りながら、プレリュードを熟成させていきたい。またユーザーからも派手めな赤ではなく熟成された、まさにワインのような色を望む声もあり、今回の特別仕様車に到ったという。
毒気と大人の妖艶さ
インテリアもボディカラーとコーディネートされているが、かつてのプレリュードには鮮やかな赤いレザーのインテリアも採用されていた。そこでヘリテージをオマージュしながら、現代の価値観に合わせてアップデートしたのが今回のインテリアだ。
また、少し『毒気』も入れている。前後バンパーのアクセントやブレーキキャリパーには鮮やかな赤を用い、インテリアでもステアリングホイールのステッチや助手席前の『PRELUDE』ロゴ刺繍が赤で入れられている。こうした刺し色で、『大人の妖艶さ』も演出された。

インテリアも赤を基調にボディカラーとコーディネートされている。 本田技研工業
この特別仕様車、車名が『2027リミテッドエディション』となっていることから、おそらく来年には『2028リミテッドエディション』が登場する可能性が高い。山上氏もそれに関しては否定しなかった。「プレリュードのようなクルマは育てていかなければならないので、今回だけでなく続けていきたい」と語る。
自分に合わせてクルマの色を選ぶという人は少なくない。実際、この特別仕様車のボディカラーを見て買い替える現行型プレリュード・オーナーもいるそうだ。
気が早いが、次の『2028リミテッドエディション』はどんなボディカラーをまとうのか。個人的には、かつてのプレリュードにラインナップされていた濃紺あたりを期待したい。
ホンダ・プレリュード2027リミテッドエディションのスペック
全長×全幅×全高:4520×1880×1355mm
ホイールベース:2605mm
車両重量:1460kg
エンジン:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量:1993cc
最高出力:104kW(141ps)/6000rpm
最大トルク:182Nm(18.6kg-m)/4500rpm
モーター最高出力:135kW(184ps)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:315Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:横置きFF
燃料/タンク容量:レギュラー/40L
WLTCモード燃費:23.6km/L
タイヤサイズ:235/40R19
価格:630万6300円

ホンダ・プレリュード2027リミテッドエディション 本田技研工業

