横浜FCの右ウイングバックで攻守に奮戦する村田。5発大勝の新潟戦で待望の今季初ゴールをマークした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 痛快なゴールラッシュ。横浜FCは9月6日に、J2第5節でアルビレックス新潟とホームで対戦し、5-0の大勝を飾った。

 1試合で5得点は今季初だ。この日も3-4-2-1の右ウイングバックで先発した村田透馬に訊けば、「結果的に5-0なんですけど」と切り出し、むしろ反省点を口にする。

「前半、カウンターのピンチがけっこうあったので。そこを決められていたら、たぶん試合展開も変わったのかなっていうのは感じています。そこでまずゼロに抑えられたのは、1つチームとしても大きな収穫かなとも思うんですけど」

 村田が言うように、前半はボールを保持しながらも奪われたあとに速攻を食らい、危険なシーンがいくつかあった。「決定機まで持っていかせないっていうところ。そこは、もう少し改善しないといけない部分」でもある。

 28分に新保海鈴の直接FK弾で先制し、1点リードで迎えた後半、52分に貴重な追加点を村田が奪う。右サイドを抜け出したルキアンのクロスのこぼれ球に、素早く反応。右足で確実に流し込み、今季初ゴールを記録。「やっと、って感じですね」と26歳のアタッカーは振り返る。

 開幕からスタメンで出続ける村田は、ここまでの自身のパフォーマンスをどう評価しているのか。

「試合展開とかで、あんまりボールに触れない時間帯とかもあるんですけど、まだまだだなっていうのは感じますね。今のチーム的に、左で作ってというなかで、今回の新潟戦に関しては、右のほうでも持てる時間もあったんですけど、ボールを持てない時のリズムとか、そういう時は自分自身、あんまり良くないのかなって。ボールに触れてない時こそ、入った時はシンプルにやるとか、そのへんのリズムの出し方とかはちょっと変えていったほうがいいのかなっていうのは、ここ5試合で感じましたね」
 
 もっとも、独力で局面を突破できるタイプの村田は、テンポ良くパスをつなぐポゼッションが強みの横浜FCで貴重な存在。本人も少なからず手応えを感じているはずだ。

「攻めあぐねている時に、剥がせるのはやっぱり個だと思うので。そこは本当にこれからもやり続けて、もっと得点に繋がっていくようなシーンも作っていかないといけない」

 同サイドの連係も、より高めていきたい。たとえば、ビルドアップで3バック右の岩武克弥が高い位置を取った時に、どうポジショニングするか。相手の陣形を見ながら、「中に入ったりとか、わざと(岩武と)被るのもありかな」とも考える。周囲とコミュニケーションを重ねながら、「だんだん良くなってきている」という。

「相手も(横浜FCが)左で作ってくるっていうところを分析してきて、ハメに来てたりしている試合もある。そうなった時に、こっちでもっと打開できるシーンも増やしていかないと」

 横浜FCの右サイドも、より強力なエリアに。守備のタスクも精力的にこなす村田の躍動に今後も注目したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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