〈月収1億円るるたん〉浅草ロック座デビューに女性客が殺到…「なんか涙が出てきた」いま女性がストリップにハマる理由

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月収1億円のアダルトインフルエンサー、るるたんが東京・浅草ロック座にストリッパーとしてデビューした。これまでこの舞台には古くは往年のレジェンド女優、小林ひとみ、桜樹ルイ、さらに2009年には小向美奈子などの“スター”がデビューし、その特別公演は注目を集めてきた。ただし、当時と違うのは近年、女性客が増えていること。るるたんデビューの衝撃とその舞台裏、女性客がストリップに求めるものに迫った。

【画像】美しすぎる! ストリッパー・るるたんのステージ写真

浅草ロック座デビューに初日から100人超の行列

大学在学中に新橋の格安風俗店でデビューし、その後、歌舞伎町のデリヘル店『デリス新宿』に移籍し、自身の市場分析とマーケティング展開と同人AV配信進出により、月収1億円を達成した。

そのるるたんがこのたび浅草ロック座にデビュー、9月1日から20日まで「PERSONA1st season」に登壇している。公演は特別公演と打たれ、入場料金も通常より数千円ほど高く設定されている。

浅草ロック座の広報担当は言う。

「ロック座の舞台は落語の伝統演目のようにシリーズ化されている舞台もありますが、今回の『PERSONA』は新作です。

ひとつの公演は7人の踊り子の個人ステージが『1景』から『7景』まで展開し、フィナーレで全員登壇し終幕するという約1時間半ほどのショーになります。

小向美奈子さんのデビュー時は報道陣が大勢押しかけ、客席にカメラを仕込む不届者まで現れましたが、今回はそのようなトラブルに見舞われることなく、スムーズに進行できています」

とはいえ、公演初日の9月1日は平日にも関わらず、14時からの開演前は100人以上の行列ができていた。客席は立ち見客が続出し、なかには女性客も多く見られた。前出の広報担当は言う。

「今回は浅草の生き字引的なレジェンドストリッパーの沙羅姐さんなどのベテラン勢でるるたんを囲みました。

『2景』では空中パフォーマンス『エアリアル』なども展開されるなか、『7景』に登場したるるたんはとびきりの笑顔で登場し、迫力のボディを惜しげもなく披露しました。

トリを飾るに相応しい抜群の笑顔と親近感で観客を虜にしたと思います。ストリップというと男性客向けのエロだと思われがちですが、近年、女性客も増えています」

客だけでなく、舞台裏を支えるスタッフにも同様のことが言える。

浅草ロック座の衣装部は現在2名の女性スタッフで構成されている。衣装部歴9年目になる、のやさん(33歳)は昨年、男児を出産後、育児休暇を経て現場に復帰した。

「私が初めて浅草ロック座を鑑賞したのは24歳の時。舞台を見てわけもなく涙が出ました。裸の踊り子さんたちを見て、なんだか自分を肯定された感じがしたんです。

実はその当時、かなりストレスの多い職場で、毎日怒鳴り声が飛び交っていました。無意識に自分を責める日々の中、ストリップは私にとって確かにストレス発散であり癒しでした。

その日から劇場通いするようになり、その直後からロック座の衣装部に正社員として雇っていただくことになりました」

「綺麗な体を見て、なんか涙が」女性客が語るストリップの魅力

のやさんに、今回の「PERSONA1st season」公演の舞台裏についても聞いた。

「大体、公演開始の20日ほど前から衣装の準備をして、公演開始前日の2日間に行われる『ゲネプロ(総通し稽古)』を踏まえて衣装の調整をします。

和装に洋装と様々ありますが、それらはすべて脱ぎやすいように細工されているので、作り込むのはもちろんお直しも欠かせないからです。

初日の9月1日の初回の『3景』から『4景』の間は舞台袖で太鼓のレースを付け直したりしてバタバタでした。でも、るるたん、ものすごく堂々と演じていて、最高に美しかったですね」

また、のやさんの後輩として今年5月に衣装部に入社したという、ながおかさん(31歳)も今回の舞台の感想やストリップの魅力をこう述べた。

「私はもともとアパレル業界の中でもお堅い分野にいました。ストリップの衣装作りは独特で、でも女性を一番美しく見せる仕事でもあるのでやりがいを感じています。

私は元セクシー女優の上原亜衣さんの舞台をきっかけにストリップにハマったのですが、上原さんの舞台は近年、女性客が増えたきっかけとも言われています。今回のるるたんも、新しいファン層が広がるきっかけになると思います」

るるたんを目当てに公演に初めて来たという都内在住の女性(20代)は言う。

「私は可愛い女の子が大好きで、るるたんのことはSNSで知ってからのファンです。るるたんが初めてストリップに出るというから『どんなエロい世界なんだろ』って思いましたけど、まったく違いました。

とにかく女性の体は美しいと再認識しました。綺麗な体を見て、なんか涙が出てきました…。今後も折を見て舞台を見たいです」

キレイな体を見ると泣ける。これは女性ならではの感性ではないだろうか。また、知人男性と共に鑑賞したというアイリさん(20代)も言う。

「実は私、るるたんって知らなかったんですけど、ストリップの良さは知ってたんで、たまたま今回、来たんです。

ストリップはどの演劇にも感じられない別世界観があります。見ていて楽しいですし、なにより肉体美が素晴らしい。これをエロと捉える人はそうそういないと思う」

公演後、るるたんを直撃!

公演後の22時半過ぎ、舞台メイクのままのるるたんに話を聞いた。

「風俗も同人AVというお仕事も、すべて自分で完結できることだったし、私はもともと人見知りだからこそ続けてこられました。一方で、この舞台はお姉様方とのチームプレイであり団体芸。だから、これまで感じたことのない緊張感があります。

でも初日1回目の公演で舞台に出た瞬間に『あ!これ楽しめる!』って感触があった。同時にみんなに楽しんでもらいたい、とも。

これまで私は『みんなに愛されたい』が最大の仕事のモチベーションでした。でもこのお仕事で初めて『与えたい』と思えるようになったのは大きな収穫です」

ここでるるたんに、女性客たちの「美しい裸を見ると泣ける」心理についても聞いた。

「女性は誰もが体にコンプレックスがあります。ストリッパーが裸を曝け出すことで、どこか自分の体に対し肯定的な気持ちが芽生えるのでしょうか。

私も今年3月に初めて上原亜衣さんの舞台『Dolls』を見た時、なにか胸に込み上げるものを感じました。女性それぞれが自分やその体に抱える思い。それを解消する場がこの舞台なのでは…と思いました」

一方で、ストリップ劇場は昭和20年代の誕生直後から警察当局による摘発の憂き目に遭ってきた。それはステージ上での過度な陰部の露出や演出が刑法の「公然わいせつ罪」に該当すると判断された場合に発生する。

だが、多くの観客がこの舞台に求めるものは「わいせつ」などではなく、実際に「なんだか肯定された気分」になるという女性客も増えている。この感動は決してコンプライアンスで括れるものではないのではないか。

文/河合桃子