【熊本地震】発災40日余り経過も県内から多様な支援続く…静岡県警による被災地の“治安を守る”派遣活動に密着
甚大な被害をもたらした熊本地震。40日余りが過ぎた今も、様々な支援活動が続いています。こうした中、静岡県警も、被災地の治安を守るため、現地に派遣されています。その活動の様子を追いました。
9月8日、静岡市役所で行われていたのは、熊本の被災地で支援活動に携わった職員の活動報告会。
静岡市は、8月2日から熊本市や八代市、宇城市に職員を派遣。避難所の運営や健康支援、給水活動など67人が現地で支援活動を行ってきました。
(保健師による避難者健康支援地域包括ケア推進課 佐藤 淳子さん)「避難者の多くは家には帰れる家の被害はないが、余震の不安があり家に戻れないという高齢者が大多数を占めていた。余震の不安に寄り添うという支援と生活再建を進めるための避難所生活を長期化させないという支援のバランスに悩んだ」
(静岡市上下水道経営企画課 阿部 弘一郎さん)
「新しいものは、こういうキャップ付きではないものが主流なんですけれども、市民の皆さんはキャップがついているほうが扱いやすくて便利だというような新しい気づきもありました」
報告を聞いた難波市長は…。
(静岡市 難波市長)
「1回災害経験があるので先進的ではないかと思うので、そこはしっかりと知見は共有を して、取り組みにつなげていけれ ばと思っております」
一方で、静岡県警も警察官を派遣し支援活動を行っています。被災地の不安を取り除くという大切な任務です。
(記者)
「熊本県八代市に来ています。震災から1か月が経ちましたが、倒壊した家屋は手つかずの状態となっています」
震度6強を観測した熊本県八代市。
被災した建物の公費による解体はまだ本格化しておらず、震災の爪痕が色濃く残っています。
被災地の治安を守る、八代警察署。
静岡県警から、警察官8人とパトカー2台が8月27日から9月7日まで第2陣として派遣されていました。その任務はというと…。
(静岡県警察本部 地域課 初鹿野 龍馬 警部補)
「家の周りのパトロールや避難所のパトロール…車中泊をされている方が亡くなるという痛ましいことも聞いていますので、声掛け活動をしたいと思っています」
避難して留守になった住宅などを狙う、いわゆる「火事場泥棒」や、住宅の修理などを装う「悪徳商法」を防ぐため。さっそく、パトロールに出かける静岡県警の警察官たち。
倒壊した家屋の近くでは、車の速度を落としつつ様子を確認しながら、被災地を回っていきます。
パトカーを降りたのは、震度7の揺れが襲った氷川町。
(静岡県警察本部 地域課 初鹿野 龍馬 警部補)
「水分をお渡しして、熱中症気を付けてくださいと広報させていただいています」
被災者に渡す水分や、啓発のチラシを持ちながら、歩いて警戒にあたります。
(静岡県警の派遣警察官)
「こんにちは暑いですね」
(熊本地震で被災した人)
「暑いですね…ご苦労さまです」
この日も各地で35℃を超える猛暑日となった熊本県内。
(静岡県警察本部 地域課 初鹿野 龍馬 警部補)
「この時期に被災されるというのは本当に大変なことだと思いますし、なかなか、やはり皆さま必死にやっていらっしゃるなということですね。強く実感しています…私たちも水分補給を絶やさないようにして、私らが先に倒れないようにしたいと思います」
行く先々で被災者たちに声をかけていきます。
(静岡県警察本部 地域課 初鹿野 龍馬 警部補)
「車中泊されている人とか、夏なので熱中症が多かったり…注意喚起でお渡ししているので、よろしくお願いいたします」
(熊本地震で被災した人)
「(地震で)鍵が閉まらないから、雨戸を締め切った状態で…昼間は各警察とか、いろいろな人たちがパトロールしてもらっているのであれですけど、夜になると不安はあります」
被災者たちの不安を取り除くために。
(静岡県警察本部 地域課 初鹿野 龍馬 警部補)
「皆さまが安心して避難所や会社に行っていただけるように…安心安全な街をつくっていきますので、みなさま安心して避難していただきたいと思っています」
9月9日からは静岡県警の派遣部隊の第3陣が熊本入りし、活動する予定です。

