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 ◇セ・リーグ 広島0-4巨人(2026年9月6日 マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(35)が6日、巨人戦で自身11年ぶりとなる炎の3日連続登板に臨んだ。4点劣勢の7回1死一、二塁で救援し、前日5日に被弾した増田陸ら中軸2人をピシャリ。だが、チーム最年長投手の力投は実らなかった。投打に精彩を欠き、7回途中4失点の先発・森に4敗目が付くと、打線も三塁すら踏めず今季15度目の零敗。3位・DeNAとは6.5ゲーム差に開いた。

 投打に見せ場が乏しく、総じてスタンドの盛り上がりに欠けたゲーム。4点を追う7回1死一、二塁で、大瀬良の名前が場内アナウンスされた瞬間は、しかし、大歓声が上がった。投手陣最年長。首脳陣の意図が透けて見える抜てきだった。

 「投げる機会があれば、やり返したいと思っていた。ブルペンを出る時、石井(投手コーチ)さんに“増田から”と言われ、ヨッシャ!と。昨日やられたのは戻らないけど、気持ちを込めて打ち取れたのは良かった」

 前日5日の5回に救援登板し、2死から同点弾を被弾した増田陸との対戦。外角低めスライダーで三ゴロに仕留めてリベンジを果たすと、なおも2死二、三塁では4番・大城を力のある直球で押し込み、最後は低めフォークで二ゴロに斬った。

 「今朝、調べたんです。3連投あるかなと思って。15年に多分2回。体も元気だったので“行けるわ”と」

 15年8月7~9日、8月14~16日以来、11年ぶり3度目となる炎の3日連続登板。この年は開幕ローテ入りを果たしながら勝ち星に恵まれず、6月から中継ぎに配置転換された。当時はまだ24歳。35歳になり、ベテランの域に達した中での3連投は意味合いが全く違う。

 新井監督は、ピンチの芽をつんだ大瀬良を称えた上で「ランナーを背負い、これ以上は(失点できない)というところ。3連投だったけど、経験があるので行ってもらった」と説明した。いや、言葉には出さずとも、チーム最年長投手の3連投には、最後まで諦めない姿勢を示す意図があったのではないか。

 「僕はそう受け取っている。相手があることなので難しいけど、そういうことでみんなの気持ちが動き、今後につながる何かになればチームにはプラスになる。諦めている選手はいないので、つながっていけばいい。明後日(8日)以降に」

 痛すぎる今季6度目の同一カード3連敗。DeNAとは6・5ゲーム差に広がった。崖っぷち。だが、CS進出の可能性はまだ完全消滅していない。(江尾 卓也)

 ◇大瀬良の15年8月14~16日DeNA戦の3日連投VTR 14日は8-4の7回から登板し2回44球を投げ2安打無失点。15日は1-1の8回にマウンドに上がり1死から二塁打を許したが後続を断ち無失点。16日は5-1の8回2死一、二塁から先発の福井を救援し梶谷を151キロ直球で空振り三振に斬った。