ワールドカップで活躍したバログン photo/Getty Images

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ワールドカップで注目を集めたモナコ所属のFWフォラリン・バログンがクラブ内で厳しい立場に置かれている。『MARCA』が報じた。

今夏はエヴァートンへの移籍の話も噂されたが、クラブ間の交渉で、最終的に合意に至らず。バログンにはエヴァートンのほか、トッテナムやパリ・サンジェルマンも関心を示していたとされるが、モナコに残留することになった。

モナコでは2025-26シーズンに自身のプロキャリア最高となるシーズンを過ごし、公式戦43試合で19ゴール、5アシストを記録。それにもかかわらず、現在はフィリペ・ルイス監督から厳しい立場に置かれている。バログンはカンファレンスリーグのリーグフェーズを戦うモナコの登録メンバーから外れている。

今回の移籍が成立しなかった背景には、メディカルチェックをめぐる問題があったようだ。エヴァートンはメディカルチェックの段階で問題を発見し、セカンドオピニオンを求める必要が生じた。移籍市場の締切5分前にはエヴァートン側が契約書に署名していたものの、バログンは検査結果に不信感を感じ、最終的に自身の署名を行わなかったという。

この一件によってモナコは前線の選手が余剰となっており、現在もバログンの去就は不透明なままだ。ただし、移籍市場がまだ開いているリーグのクラブへ移籍する可能性は残されている。

そんなバログンにとって、2026年はワールドカップで大きな注目を集めた一年でもあった。マウリシオ・ポチェッティーノ率いるアメリカ代表で大きなサプライズとなった選手の一人であり、ボスニア・ヘルツェゴビナとのラウンド32では大会を象徴する出来事にも関わった。

バログンは前半にアメリカ代表の先制ゴールを決めたものの、64分にボスニア・ヘルツェゴビナのDFタリク・ムハレモビッチへのチャレンジで一発退場となった。VARによる確認後、「著しい反則」と判断されたことによる退場だった。

ところが、その後FIFAが異例の判断を下す。FIFAは懲戒規定第27条を適用して処分の執行を停止し、バログンはベルギーとのラウンド16に出場できることになった。この決定に対してUEFAは抗議声明を発表し、「一線を越えた」とまで表現するなど、論争へと発展した。

さらに問題は政治の領域にも波及し、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏も、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に自ら電話をかけ、この件の再検討を求めたことを明らかにした。

ワールドカップでは大きな注目を浴びたバログンだが、その後は移籍の破談とモナコでの構想外という厳しい状況に直面している。昨季キャリア最高の数字を残したストライカーが、今後再起を図るのか要注目だ。