市川團十郎、息子・新之助と『ベネチア国際映画祭』に登場 歌舞伎の衣装でレッドカーペットを歩く
歌舞伎俳優の市川團十郎さん(48)が現地時間3日、イタリアで開催されている『第83回ベネチア国際映画祭』のレッドカーペットに、息子の市川新之助さん(13)、三池崇史監督と登場しました。
『アウト・オブ・コンペティション部門』に出品された、團十郎さんに密着したドキュメンタリー映画『襲名』(9月25日全国公開)。360年続く歌舞伎界の名門・市川家に受け継がれる最大の節目『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』を真正面から捉えた作品です。
■世界に向けて歌舞伎の魅力を
レッドカーペットで、歌舞伎演目『男伊達花廓』の江戸一番の男伊達である、御所五郎蔵の衣装で歩く團十郎さん。日本メディア向けの囲み取材で、歌舞伎の衣装について聞かれると、「今回は歌舞伎役者というものを押し出していこうということで、ちょっと大変なんですけど、これから白塗りして衣装をつけて、本当は嫌なんですけど(笑)。世界の方々に歌舞伎という文化、伝承・継承そういったものが、こういう世界観であるよということが少しでも目にとまるように、暑い中準備します」とコメントしました。
■市川新之助「すごく貴重な機会ですごくうれしくて」

国際映画祭に初めて参加したという團十郎さん。ベネチアは、幼い時に父である12代目・團十郎さんと来たことがある思い出の土地だそうで、「みんなと一緒に作っていった作品が、こういうベネチアという土地にお招きいただけて、しかもそれが父も関わる作品で、そこに孫にあたる新之助も一緒に来られるというのは、ご縁があるのかな。街を歩いていたりすると、父のことを思い出したり、この作品の感謝とか。あとは、妻のことを思い出したりとか」と語りました。
小林麻央さんとの新婚旅行はイタリアだったそうで、「泥の温泉に一緒に行ったり、2人でレストランとかに行って、イタリア語で注文したとか懐かしい思い出がいっぱいあります」と明かしました。
また、新之助さんは初めてヨーロッパに来たそうで、「初めて出演させていただいた映画で、国際映画祭に招待されて、このベネチアに来させていただくというのはすごく貴重な機会ですごくうれしくて。あと、ベネチアは海面が街からすぐ近くなので、空港とかもいつもの景色とかと違って、水上タクシーとかもあってすごく楽しいです」と話しました。■世界三大映画祭で初 歌舞伎の衣装でレッドカーペットを歩く

取材後、歌舞伎の衣装でレッドカーペットに登場した團十郎さんは、世界各国から集まったメディアを前に、今回のために制作した『成田屋』と書いた和傘を差し、堂々の見得(みえ)を切りました。カンヌ・ベルリン・ベネチアの世界三大映画祭のレッドカーペットで歌舞伎の衣装で歩くのは、史上初めてだということです。
