【バレー】石川祐希「女子は逃している。僕たちにもあり得る」主将がミーティングで引き締め 優勝でロサンゼルス五輪切符…アジア選手権前日練習
◆バレーボール▽男子アジア選手権 公式練習日(3日、福岡・北九州市立総合体育館)
世界ランク6位の日本代表が4日の開幕前日に会場で公式練習に臨み、冒頭30分が報道陣に公開された。主将の石川祐希(ジラート)は実戦形式でサーブレシーブからのスパイクの流れを入念に確認。強いサーブでサービスエースも奪い、順調な仕上がりを見せた。
優勝チームに2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる大勝負。主将は福岡入り後、チームミーティングで思いを伝えた。「ここで優勝して(五輪の)出場権を獲得するためだけにやってきたので、ここでパフォーマンスを出すこと。女子は出場権を逃している。僕たちにもあり得ることではあります。でもその中で今まで準備してきたものを出し切ることだけ。相手やランキングは関係なく、自分たちのやってきたことをまずは出し切ること」。高橋藍(ルブリン)らは主将の覚悟を受け止め「明日(4日)のオマーン戦から全力を出し切る」と決起した。
石川はネーションズリーグ(NL)期間の7月下旬に首を痛めたが、8月25日のブラジルとの国際親善試合で10得点をマークし、復調気配。この日は実戦形式でサーブレシーブからの強烈なスパイクをたたき込み、笑顔も見られた。強いサービスエースも決めて、「親善試合前からフルで練習に参加できている。コンディションもいい」と、心配ないとうなずいた。
“一戦必勝”を誓う日本男子。世界ランク64位のオマーンとの初戦は「身長が低いサイドがいる。自分たちよりも身長が低い国と対戦することはあまりないので、気をつけないといけない。乗せたくない相手はいる」と石川は警戒した。その上で「まずは自分たちが1点を取るためにサイドアウト(サーブ権がない側のチームがラリーを制して得点し、サーブ権を奪い返すこと)をきっちりしてチャンスがあれば、しっかりブレイクを取って、というバレーボールをしていきます」と冷静に見据えた。
今大会は12チームが出場し、4チームずつ3組に分かれて行う1次リーグは、総当たり戦。A組で世界ランク6位の日本は4日に同64位のオマーン、6日に同44位のバーレーン、8日に同49位のオーストラリアと戦い、まずは全チームを通じて上位8チーム入りを目指す。準々決勝以降は、過去2大会で決勝を戦った同19位のイラン、7月のNL準々決勝では3-1で倒した同37位の中国らがライバルになりそうだ。
前回23年大会MVPのエースが大一番で力を示す。
◆バレーボール男子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねたアジア選手権で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも27年9月のW杯(ポーランド)で有資格チームを除いた上位3チームに付与され、残りの3枠は28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位3チームが得る。
