【漫画】「時間指定したのに!」 配達時間10分前にすでに“不在票” 宅配のモヤモヤ体験に「ルール守って」【作者取材】
漫画家のゆきたこーすけさんの漫画「『時空を超えて…!?』未来の不在票が投函されていた話」が、Xで投稿されて以来、大きな反響を呼んで話題になりました。
その日、女性は宅配便の配達時間を午後7時から午後9時の間で指定していました。大急ぎで午後6時50分になんとか帰宅できたものの、ポストを見るとすでに不在票が入っており…という内容で、思わずモヤモヤするエピソードに、読者からはさまざまな声が上がりました。
元配達員が語る、現場の事情
元配達員の漫画家 ゆきたこーすけさんは、Xやブログ「運び屋ゆきたの漫画な日常」で漫画を発表しています。2020年に「リアル宅配便日記」(KADOKAWA)を出版しました。ゆきたこーすけさんに作品について話を聞きました。
Q.この漫画は多くの方々に読まれましたが、どのような反響がありましたか。
ゆきたこーすけさん「『ルールを守ってほしい』というお怒りの声が多かったですが、中には『配達員の大変さも理解できる』といった感想もいただきました。もちろん、だからといってルールを破ってよいわけではないですが…」
Q.このエピソードを聞いたとき、元配達員として、どんな印象を受けましたか。
ゆきたこーすけさん「この漫画は読者さんから募った『宅配便にまつわる体験談』の一つですが、ありそうな話だとは思いました。擁護する気はまったくないのですが、時間内に全てのお客さんを回らないといけないプレッシャーみたいなものは、理解できなくもないです」
Q.もし時間指定より早く着いてしまった場合、配達員さんはどう対応するのが一般的なのでしょうか。
ゆきたこーすけさん「予定より早く着いてしまって、時間まで待っているようなこともしばしばあります。もしくは配達順を変えて、遠くのお宅や時間のかかる場所へ、先に配達に行ったりすると思います」
Q.配達員として働いていた頃、時間指定の配達で「これは困る」というケースはありましたか。
ゆきたこーすけさん「数が多すぎて、どうにもならないことがあります。例えば午後7時から午後9時の指定だと2時間しかありませんが、30軒、40軒なんていう配達があると、時間内に配達することが難しくなります」
Q.逆に、「こういう受け取り方をしてもらえると助かる」と感じたことはありますか。
ゆきたこーすけさん「予定より早くお帰りになったお客さんからお電話をいただいて、『午後7時から午後9時の時間指定をしたけど、もう家にいるからいつでもいいよ』なんて言っていただけることがあります。ときどきあるのですが、大変ありがたいです」
Q.今後、新たに取り組みたい創作活動や、創作以外の活動はありますか。
ゆきたこーすけさん「ずっと宅配をテーマに、4コマや8コマなどの短い漫画を中心に描いてきたので、今後はページを使った長いものが描きたいと思って構想しております」

