46億円横領被害の「聖闘士星矢」漫画家・車田正美氏、カネは「困ってる人に全額を」 安住紳一郎アナは感服
「先生のお人柄が伝わってきますので、会見、ぜひ最後まで見てください」。「THE TIME,」(TBS系)司会の安住紳一郎アナは、2026年9月3日放送でこう呼びかけた。「リングにかけろ」「聖闘士星矢」などの人気漫画の作者・車田正美さんは、元マネジャーらに46億円ものライセンス料などを横領されたことを会見で明らかにした。
「まさか、アニメや漫画の世界で悪い人間が」
車田さんは「こういう横領事件というのは時々聞くじゃないですか、ニュースで。まさか、アニメや漫画の世界で悪い人間というのは見たことないですね、私自身。50年以上この世界でやってますけど」と困惑した様子で語った。
元マネジャーは著作権管理会社など3社を車田さんに設立させ、それとよく似た社名の会社を自分がオーナーとなって勝手に作り、フィギュアやトレーディングカードのライセンス料や会社資金を入金させていた。振り込ませたのは2018~24年の間に約46億円。横領した金は暗号資産などに投じられていた。東京国税局が指摘して発覚した。
「ライセンス料が数十億円も入っていたことを知らなかった」
車田さんは「なんかピンときませんよね、46億円なんて」と話し、ライセンス料が数十億円も入っていたことを知らなかったという。46億円のうちすでに18億円は弁済されていて、残り28億8600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
安住アナは「でも、ただお金を返してくれと先生は言っているのではないんですね」と伝える。どういうことか。
車田さんは「全額、そんな汚いカネいりませんよ。困ってる人に(寄付して)、全額使っていただいて、きれいにしていただく。その方がよっぽどいいです。そう思ってるんです」とも語った。
今後について、「私はまだまだ読者の皆さん、世界中に、聖闘士星矢、車田漫画を愛してくれる人たちのためにも、頑張って執筆を続けていきたいと思っております」と最後は笑顔になった。
(シニアエディター 関口一喜)

