大村市役所(長崎県大村市役所公式サイトから)

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「鍵を拾った。この部屋のものかどうか確かめたかった」

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 同じアパートの住民と鉢合わせになった自治体職員は、しどろもどろになりながら見え透いたウソをついていた。

「置き鍵」を使って自宅アパートの隣に住む女性宅に侵入し、室内を物色したとして、長崎県大村市は商工振興課に勤務する男性職員(25)を先月31日付で懲戒免職処分とした。

■不安になり再び部屋に戻る

 今年6月13日(土)夕方、職員は1人暮らしの女性が住む隣の部屋のドアポストに、袋に入ったスペアキーがはさまれていたのを見つけた。職員は袋から取り出した置き鍵を使って部屋に侵入、約3分間、室内を物色した。お目当ての下着を探し当てると、鍵を締めて部屋を出て元の場所に置き鍵を戻した。ところがバレないか不安になり、再び女性宅に置き鍵で侵入。室内を確認していたところ、誰かが近づいてくる足音が聞こえたためドアスコープから外を見ると、反対隣の部屋に住む男性が立っていた。

 あわてた職員はすぐに部屋から出てドアに背を向けたまま男性に、「落ちていた鍵がこの部屋のものか確認していたんです」と言い訳。そこへ住人女性の友人が帰って来て警察に通報された。大村署は職員の自宅と市役所を捜索し、窃盗住居侵入の疑いで捜査を進めている。

 市の聞き取り調査に対し、職員は「女性の下着が見たかった」と話し、実際、部屋にあった下着を「見ただけ」で持ち去っていなかった。

「職員は女性と顔見知りで、その日、たまたま置き鍵を見つけたそうです。再び部屋に戻った理由については『髪の毛や指紋などの証拠を残してしまったのではないか』と心配になったみたいです」(大村市人事管理グループ担当者)

 職員は31日付で「退職願」を提出したが、市は刑事処分を待たずに職員を「懲戒免職」とした。

「職員はこれまでも決して良好な勤務態度とはいえず、今年2月に副市長から厳重注意と訓告の処分を受けています。電気料金の支払いが滞り、遅延損害金が発生したうえ、残業代を不正に申請していました。次にまた服務規程に反する行為をしたら、厳しい処分になることを言い渡していました」(前出の担当者)

 不安が頭をよぎり、女性宅に戻ったばかりに犯行がバレて、仕事まで失った。