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 LUNA SEAのボーカルRYUICHIこと河村隆一(56)が昨年から全国の教会を巡っているコンサートが、11月27日に100回目を迎える。マイクを使わず生声で歌う公演は「歌い手としての原点を見つめられる」と大切にしており、会場では紆余(うよ)曲折を歌った新曲「詞(うた)にしたなら」を披露する。

 伸びやかな歌声が魅力だが、2019年に肺がん手術、22年に声帯の手術を受け、4年ほど前から発声障害を抱えて活動してきた。

 「ロングトーンやビブラートが思うように歌えなくなり、パニックでした。努力をすれば歌えるという自信もガラガラと崩れ落ち、歌うことをやめることも考えました」

 24年の秋、発声障害の原因がジストニアであることが判明。投薬治療で復調すると、昨年2月にバンド結成35周年を記念した公演を東京ドームで開催し、大成功を収めた。

 ドームを経て目を向けたのは、15年から続けてきたマイクなどの音響機材を使わないライブの企画だった。「挑戦者として成功体験を積みたい」と、新たにゼロからスタートすることを決意。昨年4月から全国の教会で歌を届ける活動を始め、1年8カ月で100回にたどり着いた。

 「肉体という楽器をどこまで響かせることができるか」。常に最良のパフォーマンスを出せるよう食事などを節制。ストイックさにさらに磨きがかかった。病気と向き合う日々は「うまくいく日もあれば、いかない日もある」と言い、新曲にはその思いを込めた。

 「完全復活した」と驚かれる日も増えた。全ては理想の歌を歌うため。唯一無二のボーカリストとして自らの表現を追求し続ける。

 11月27日の公演は東京・品川教会グローリア・チャペルで、午後3時半、同6時半の2回行われる。 (西村 綾乃)

 《心の中で“真ちゃん”存在の大きさを実感》脳腫瘍などで闘病を続けていたLUNA SEAのドラマー・真矢さん(享年56)を2月17日に見送った。最後は入院先の病院で対面し「ゆっくり休んで」と言葉をかけた。「もっと話したかったし、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりしたかった」としのんだ。「LUNA SEAを止めないで」という遺志を継ぎ、バンドはツアー中。ステージでは真矢さんが指名した弟子の淳士(53)がスティックを握る。「ライブ中に、今アシスト入ったよねって感じることが多くある。改めて存在の大きさを感じています」としみじみ。「前へ向かっていこうとするんだけど、自分の気持ちが置き去りになっている。心の中で“真ちゃん”って話しかけることが増えました」と明かした。