三菱「新型“本格”軽SUV」発表に“賛否両論”の反響殺到!

写真拡大

三菱「新型“本格”軽SUV」発表に“賛否両論”の反響殺到!

 三菱自動車工業(以下、三菱)は2026年8月27日、軽ハイトワゴン「eKクロス」の一部改良を実施し、同日より販売を開始しました。
 
 独自のSUVテイストを特徴とする軽ワゴンの刷新に対し、SNSなどには早くも多くの声が寄せられています。

 eKクロスは、2019年3月に新型軽ハイトワゴンとして登場した三菱の主力モデルです。

【画像】超カッコイイ! これが三菱「新型“本格”軽SUV」です!(52枚)

 日産と三菱の合弁会社であるNMKVが企画と開発を主導し、プラットフォームからエンジンに至るまで新設計された車両構造を持ちます。三菱独自のデザインコンセプトであるダイナミックシールドをフロントマスクに採用しており、軽自動車でありながら力強いSUVテイストを強調した外観が最大の特徴となっています。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1650-1670mmに設定され、ホイールベースは2495mmを確保しています。これにより大人4人が乗車してもゆとりのある室内空間を実現し、小さいながら優れた居住性を誇ります。

 パワートレインには排気量660ccの直列3気筒 DOHC12バルブエンジンを採用しており、自然吸気(NA)仕様は最高出力52ps、最大トルク60Nmを発生します。さらに力強い走りを求める層に向けてインタークーラー付きターボチャージャー搭載モデルも設定されており、こちらは最高出力64ps、最大トルク100Nmを誇ります。

 いずれのエンジンにも小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが標準装備され、優れた動力性能と低燃費を両立しています。トランスミッションは無段変速機のCVTが組み合わされ、駆動方式は2WDおよび4WDから選択可能です。

 先進運転支援技術についても発売当初から充実しており、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」や予防安全技術「三菱e-Assist」を採用し、長距離移動における疲労軽減と安全性を確保してきました。

 なかでもマイパイロットはアクセルとブレーキおよびステアリング操作をアシストし、軽自動車における高度な運転支援の普及に貢献してきた歴史を持っています。

 今回実施された一部改良では、日常の使い勝手と安全性のさらなる向上が図られています。

 まず安全装備の強化として、フロントカメラの画角が拡大されました。これにより衝突被害軽減ブレーキシステムであるFCMの検知範囲が広がり、歩行者や自転車の認識性能が向上して運転支援機能の信頼性がより高められています。

 またクルマを降りる際に後席の乗員や荷物が残っている可能性をドライバーに通知する「リアシートアラート」が新たに追加されました。

 車内の利便性向上における細かな変更点としては、インストルメントパネル中央部に設置されている充電用USBポートの規格変更が挙げられます。従来はType-A端子が採用されていましたが、今回の改良を機にType-C端子へと刷新されました。

 さらにエクステリアデザインの変更も実施されています。

 従来モデルではフロントバンパーやリアバンパー、テールゲートガーニッシュなどにあしらわれている黒い樹脂パーツの一部が、今回の改良モデルではボディ同色に変更されました。

 力強さを強調していたデザインを活かしつつも、各パーツがボディと一体化することで統一感のある洗練されたスタイリングへと進化し、残されたメッキ加飾の効果も高められたことで、より高い上質感も実現しています。

 ボディカラーのラインアップも見直しが図られました。

 新たに2トーンカラーが3色、モノトーンカラーが1色追加設定されており、全10色のカラーバリエーションが展開されます。

 価格(消費税込)は、NAエンジンを搭載する「G」(2WD)が185万6800円、同4WDが198万8800円に設定されます。ターボエンジン搭載の「T」は2WD車が195万300円、4WD車が208万2300円です。

 各種装備を充実させたプレミアムモデルも設定されており、最上級「Tプレミアム」の4WD車は222万5300円となっています。

 SUVテイストを残しながら質感も高めた新型軽ワゴンに対し、SNSなどには早くもさまざまな反響が寄せられていました。

 多かったのは、「顔がスッキリした」「そんなに変わったか? と旧型を見比べてみると、なるほど前のは樹脂パーツが多くてちょっと野暮ったく感じる」「最小限の変更でイメージが一新したのはデザイナーの腕を感じてムネアツ」など、「フロントマスクがグッと洗練された」点を評価する声でした。

 いっぽうで「さすがに『デリカミニ』みたいな丸目ライトに変えるのは無理だったか」「デリ丸。顔に変更してほしかった」(※「デリ丸。」はデリカミニのマスコットキャラクター)など、デビュー以来高い支持を集め続ける三菱の人気軽スーパーハイトワゴンの車名を挙げて惜しむ意見も見られました。

 デリカミニは、SUVテイストの軽スーパーハイトワゴン「eKクロススペース」(2020年発売)をベースに、いわばビッグマイナーチェンジのようなかたちで2023年に誕生した経緯があり、こうしたこともeKクロスの大規模フェイスリフトを期待してしまう裏付けとなっているようです。

 また「SUV風デザインがイイ」「(スズキの軽SUV)『ハスラー』人気の陰に隠れているのが惜しい佳作だと思う」など、軽のなかでも希少なSUVモデルとして、今後に期待するコメントも見られました。

※ ※ ※

 なお、eKクロスと基本骨格を共有するスタンダードモデル「eKワゴン」についても、同時に一部改良が施されています。

 eKクロスと同様に衝突被害軽減ブレーキシステムの検知範囲拡大、リアシートアラートの新規追加、充電用USBポートのType-C化といった安全および利便性の向上が図られました。

 ボディカラーに新色が追加されて全11色となったeKワゴンのパワートレインはNAエンジンのみの設定であり、価格は154万3300円から177万4300円となっています。