台風24号 沖縄・奄美付近で迷走 秋雨前線の停滞で大雨長期化 週末まで警戒

日本の南にある台風24号は動きが遅く、週末にかけて日本付近への影響が長引くおそれがあります。さらに、台風周辺の暖かく湿った空気が秋雨前線に流れ込むため、台風から離れた地域でも大雨となる可能性があります。今回のポイントは「台風が離れていても大雨に注意」です。前線の位置によっては、同じ地域で雨が長く続くおそれがあります。
台風24号 4日にかけ沖縄・奄美に接近 その後は動き遅く

今日2日午後3時現在、台風24号は日本の南をゆっくりと北へ進んでいます。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sです。
明日3日は北北西へ進み、4日にかけて台風の勢力を保ったまま沖縄・奄美に近づく見込みです。
その後は九州の南へ進みますが、進路を大きく変える可能性があります。台風は自ら進む力を持たず、周辺の風に流されるように移動します。今回は台風を動かす風が弱くなるため、南西諸島付近に近づいたあと、動きが遅くなる可能性があります。
そのため、沖縄・奄美では台風の影響が長引くことにも注意が必要です。
台風から離れていても大雨 秋雨前線に暖湿気

今回注意したいのは、台風本体の雨雲だけではありません。台風が接近する前から、本州付近では大雨となるおそれがあります。
明日3日は台風24号がやや北上する一方、秋雨前線が本州付近を南下する見込みです。台風周辺から大量の暖かく湿った空気が前線に流れ込むため、台風から数百キロ離れた地域でも雨雲が発達する可能性があります。
この先の予想天気図を見ると、本州付近には前線が停滞しやすく、南には動きの遅い台風24号や熱帯低気圧が存在する予想です。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み続けることで、大雨が長期化するおそれがあります。
明日3日から広範囲で大雨 「長期戦」に警戒

明日3日以降は、台風が近づく沖縄・奄美だけでなく、九州から関東、東北南部にかけての広い範囲で雨となるでしょう。
この先は、短時間の激しい雨や滝のような雨だけでなく、断続的な雨が数日間続き、総雨量が多くなることにも注意が必要です。
はじめは災害の危険度が低い地域でも、雨が長引くにつれて地盤が緩み、河川の水位が上昇する可能性があります。
特に、暖かく湿った空気がぶつかりやすい九州南部や四国、紀伊半島などでは雨量が多くなるおそれがあります。そのほかの地域でも前線の位置によって雨量が大きく変わるため、今後の情報に注意してください。
週末に予定がある方は、当日の天気予報だけでなく、それまでにどれだけ雨が降っているかにも注意が必要です。大雨が続いた地域では、雨が弱まったあとも土砂災害や河川の増水などに警戒し、無理のない行動計画を立ててください。
