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 左膝の炎症で負傷者リスト(IL)入りしていたダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(32)が31日(日本時間9月1日)、メジャーに復帰。同日の本拠でのフィリーズ戦に「4番・DH」で先発出場し3打数1安打だった。チームは1点差ゲームを落とし惜敗した。大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、マルテは“失踪騒動”を釈明したという。

 マルテは8月17日(同18日)に敵地ボストンで行われたレッドソックス戦で先発出場が予定されていたが、球場に姿を見せず「制限リスト」に入った。

 その後、マルテの代理人がダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMやトーリ・ロブロ監督と会談。“失踪”理由や制限リストに入ったことなどについて話し合い、左膝に炎症があったことからIL入りに移行した。

 大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、メジャー復帰したこの日の試合前、マルテメディア取材に対応。球場に来なかったことについて「あの日の朝、目が覚めたとき、体に痛みがあって反応することができませんでした。誰かに決められたわけではなく、姿を見せないという決断を下したのは私自身」と説明。「自分の人生で何かが起きているとき、それについて話すのが好きではないタイプ」とも語ったという。

 その上で「スタジアムに行かなかったことを後悔している」と釈明。そして「一人の男として、チームメートの前に立つつもり。あの日の朝に私が経験したようなことを、チームの誰にも経験してほしくない。私はチームメートを愛しているし、彼らのフラストレーションも理解している」とメディア取材対応後にクラブハウスで今回の一件について自らの口でナインに謝罪すると明らかにした。

 マルテが取材対応を終えると、ロブロ監督が代わってメディアの前に立ち「彼は心に何かがあるとき、間違いなく引きこもってしまうタイプ」と説明。「何かがうまくいかないと、彼は閉じこもるのです。皆さんに分かってほしいのは、彼に対して忍耐強く接し、気遣い、サポートしてほしいということ。なぜなら彼は、人々からのエネルギーを感じ取る男だから」とマルテを責めず、温かく辛抱強く接してあげてほしいと理解を求めた。

 マルテ本人には「これがチームを団結させるきっかけになるかもしれない」と伝えたそうで、指揮官は「全員がより親密になれるはず。私はそう感じている」とチームの絆の強さを確信した。

 ただ、ダイヤモンドバックスはこの日、打線が9安打を放ちながら1点にとどまり、1-2でフィリーズに惜敗。ワイルドカード争いで4位に後退し、パドレスがポストシーズン進出圏内の3位に浮上した。今回の騒動がチームにどのような作用をもたらすのかは最終結果を待つしかない。