「トミヤスがアーセナルでプレーできた理由の一つは…」英国人記者が“歴史的な日本人コンビ”鎌田大地&冨安健洋を評価!「カマダは少し控えめだった」【現地発】
クリスタル・パレスは、昨季まで指揮を執ったオリバー・グラスナー監督がチームを去り、新たにピエール・セージュ監督を招聘した。RCランスを率いた昨季、リーグ・アンの年間最優秀監督に選出されている。
とはいえ、プレミアリーグで指揮を執るのは初めて。世界最高峰のリーグで、どこまでチームを引き上げられるのかは興味深いところだ。
そのなかで冨安健洋を獲得。またパレスの司令塔である鎌田大地とは契約延長したばかりだ。パレスが彼をどれだけ高く評価しているのかが、改めて伝わってくる。
そして今回のシティ戦ではその日本人コンビが揃って先発起用された。プレミアリーグの歴史において、2人の日本人選手が同じチームで同時にピッチに立ったのは、これが初めてだ。
その期待に応えるように、この2人は序盤、積極的な姿勢を見せる。まずは鎌田が開始早々にシュートを放つ。しかしボールは相手に当たってしまった。
一方の冨安は3バックの左に入る。普段とは異なるポジションだったが、複数のポジションを高いレベルでこなせるのが彼の強みだ。アーセナルでプレーできた理由の一つも、まさにその適応力にある。
ビルドアップ時には、自らドリブルでフィル・フォーデンを軽やかにかわして前進する場面もあった。守備だけでなく、攻撃面でも機能している。
しかし、相手はマンチェスター・シティ。試合が進むにつれて、徐々にペースを握られて、その攻撃力を嫌というほど見せつけられることになる。
17分にアーリング・ハーランドに先制点を奪われると、54分にはラヤン・シェルキに巧みな個人技からネットを揺らされる。その2分後に相手のオウンゴールで1点差に詰め寄るも、59分にシェルキ、84分にハーランドにまたしてもゴールを決められて1-4で敗れた。
冨安は74分に交代。後半途中からは左足を引きずりながらプレーしていた。これまで度重なる怪我に苦しんできた選手であるため、状態が気がかりだ。
一方、鎌田はフル出場したものの、少し控えめだったように感じた。クリスタル・パレスの中盤ではピノがゲームを主導している印象が強く、その影響もあってか、鎌田が攻撃の流れから孤立してしまう場面が目についた。それでもピノが交代して以降はよりボールに触れ、ゲームをコントロールする時間が増えた。彼本来のプレースタイルが、少しずつ見えてきたようにも感じた。

