冷たいビールがキーンとしみる。夏ならではの“知覚過敏”の意外な原因と「やってはいけない」NG歯磨き
もはや、このために働いているのではないかと思ってしまうほどかもしれません。
ところが、「うまい!」の直後、歯に「キーン!」と鋭い痛みが走る。アイスを食べても、冷たい水を飲んでもしみる。「これって知覚過敏かな?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
夏は冷たい飲み物やアイスを口にする機会が増えるため、普段は気にしていなかった歯の「しみる」という症状に気づきやすい季節です。しかし、ここで注意したいのが、「ただの知覚過敏だから」と放置してしまうこと。
◆「キーン!」の正体は、歯の内側への刺激
歯の表面は、人体の中で最も硬い「エナメル質」で覆われています。その内側の「象牙質」には、神経に熱い・冷たいなどの刺激を伝える管が通っています。
歯周病や強い圧での歯磨きなどによって、歯ぐきが下がったり、噛み合わせによる歯のすり減りなどで象牙質が露出してしまうと、冷たいものなどの刺激が神経に伝わり、「キーン」と一過性の強い痛みを感じやすくなるのです。
知覚過敏は、冷たい飲食物や歯ブラシなどの刺激で一過性の痛みが出る状態です。日本歯科医師会も、歯ぐきの退縮、酸による歯の表面のダメージ、噛み合わせによる歯のすり減りなどを原因として挙げています。
◆「年齢のせい」で片づけない!知覚過敏を招く3つの原因
①歯周病などで歯ぐきが下がっている
歯周病によって、骨など歯の周囲の組織が溶けると、歯ぐきが下がり、歯の根元部分が露出します。そこは硬い表面に覆われていないため、刺激を受けやすいです。
「最近、歯が長くなったように見える」「歯磨きすると歯ぐきから血が出る」など歯周病のサインを感じている人は要注意です。
②強すぎる歯磨き
「しっかり磨かなきゃ」と思うあまり、歯ブラシを強く押しつけていませんか?強いブラッシングは歯ぐきの退縮や歯の根元への負担につながることがあります。日本歯科医師会も、強すぎるブラッシングを歯ぐきが下がる原因の一つとして挙げています。
③歯ぎしり・食いしばり
実は「歯がしみる」という症状と、歯ぎしり・食いしばりが結びついていることをご存じでしょうか。強い力が歯に繰り返しかかることで、歯の表面がすり減ったり、歯の根元に負担がかかったりします。
