新車279万円のトヨタ新型「プリウス X」

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新車279万円台のお手頃価格「Xグレード」とは

 トヨタは2026年7月1日に「プリウス」の一部改良モデルを販売開始しました。

 今回は、ラインナップのなかで最安モデルとなる「X」(2WD)グレードを取り上げ、その特徴や改良点について解説していきます。

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 プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド自動車として誕生しました。以来、環境性能を高めながら進化を続け、現行モデルは2023年1月に登場した5代目です。

 現在のモデルは「Hybrid Reborn(ハイブリッド リボーン)」をコンセプトに開発され、「TNGA(GA-C)プラットフォーム」を用いた低重心なデザインと、最新の「第5世代ハイブリッドシステム」による優れた燃費性能を両立。

 また、より燃費性能を高めたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを、2023年3月に上級グレード「Z」に、2024年10月には中間グレード「G」に設定しています。

 内装は「アイランドアーキテクチャー」コンセプトを採用し、メーターや操作系を機能ごとにまとめることで、運転に集中しやすい広々としたコックピットに仕上げました。

 駆動方式は2WDとあわせて4WDの「E-Four」も設定。後輪モーターによって雪道での登坂やコーナリング時における走りの安定感を高めています。

 ラインナップは一般向けのZ、G、主にビジネスユースを想定したXに加えて、KINTO専用の「U」を用意しており、予算や用途に合わせて選択可能です。

 今回の改良では、車速感応オートパワードアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)を全車標準装備としたことで、運転中の安心感を高めました。

 またE-Four(4WD)モデルドライブモードセレクトに、雪道での走行安定性を高める「SNOW EXTRA」を採用したほか、X以外の全グレードに新色の「ニュートラルブラック」を追加しています。

 このような改良が行われたプリウスのなかで、通常グレードにおいて最安モデルに位置づけられるX(2WD)は、どのような仕様なのでしょうか。

 ボディサイズは全長4600mm×全幅1780mm×全高1420mm、ホイールベースは2750mmです。

 エクステリアは、大きく寝かされたフロントピラーとシャープなハンマーヘッドデザインによって、スタイリッシュなスタイリングを実現しています。

 フロントロアグリルやリアバンパーロア、センターピラーガーニッシュといった各部位は、メタリック加飾や艶アリ塗装を省いたブラックカラーによって統一しました。

 足元には、ダークグレーメタリック塗装の樹脂フルキャップを装着した、17インチスチールホイールを採用。GやZのスポーティな19インチアルミホイールとは異なる、シンプルな雰囲気に仕上がっています。

 インテリアは、ブラックを基調とした落ち着いた空間に仕上げています。

 Xは、ドアアームレスト(フロント)やステアリングホイールの合成皮革を残すことで最低限の質感を維持しつつ、シート表皮は上位グレードのスポーティシートや質感の高いファブリックとは異なり、標準のファブリック表皮となっています。

 またシフトノブも、上位グレードのサテンメッキ加飾ではなく、艶アリブラック加飾を採用しました。

 一方で、メーターは上位グレードと共通の液晶7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを備えており、運転に必要な情報を鮮明に確認できます。

 リアシートは、全グレードで6:4分割可倒式のシートを採用。シートを倒すことによって荷室空間が大きく広がり、ゴルフバッグなどの大きな荷物も無理なく積み込めます。

 Xのパワートレインは、システム最高出力140馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒ハイブリッドを搭載。上位グレードは2リッター直列4気筒ハイブリッド(システム最高出力は2WDが197馬力、E-Fourが201馬力)を搭載しており、動力性能に差別化が図られています。トランスミッションは全車でe-CVT(電気式無段変速機)を採用しました。

 WLTCモード燃費は、X(2WD車)において32.6km/Lという優れた数値を誇り、高い経済性を実現しています。
 
 安全性能に関しては、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備しており、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能によって、安全性を確保しています。

 X(2WD)の価格(消費税込)は、279万6200円です。最上位グレードZ(HEV・E-Four)の425万1500円と比較すると約145万円の価格差です。

 280万円を切るリーズナブルな価格設定でありながら、優れた燃費性能と実用的な装備を備えたプリウスX。ビジネスから普段使いまで幅広く活躍し、経済性を追求したいユーザーに魅力的なモデルといえるでしょう。