昭和基地に雪上車を搬入する南極観測船しらせ(いすゞ提供)

 70年目を迎えた日本の南極観測に、いすゞ自動車が貢献している。産学官による観測隊の一員として技術者の派遣は今季までに66回に上り、民間企業で最多だ。延べ81人の技術者が昭和基地で使用する車両や発電設備の維持管理を担い、極地のインフラを支えている。使命は「何が何でも動かす」。

 いすゞは、1957年に昭和基地を開設した第1次南極地域観測隊から参加。8次隊(66~68年)を除き、直近の67次隊まで派遣を続けている。

 観測隊は研究を担う観測部門と、基地の維持管理や観測を支援する設営部門からなる。いすゞの技術者は国立極地研究所に出向し、設営部門の機械担当として活動する。主な役割は車両や発電用ディーゼルエンジンの整備だ。