――新興宗教のグッズ収集、教団訪問にくわえて、美容整形ともなると、相当な金額がかかりそうです。よほど稼ぐのですか。

石橋:グッズ収集にかけた金額は数十万円くらいだと思います。教団訪問も、旅費として同じくらいかかっているかもしれません。美容整形は100万円ほどで、脂肪吸引は70万円でしたね。

喫茶店でアルバイトをしています。収入は月10万強です。実家暮らしだから成立している自覚はあります。

思えば、大学生活では薬局などの一般的な職業しか経験してこなかったかもしれません。いわゆる高給アルバイトである夜職などの経験はありません。そもそもこの顔でそんなきらびやかな場所で働いていいとは思えなくて……。あと人間関係もやはりうまくこなせないと思いますし。

◆集団行動に対する違和感が

――ところで石橋さんは、昔から勉強ができたのでしょうか。

石橋:できなくはなかったと思います。それ以上に運動がしたくなくて……幼稚園くらいのときから、「みんなで一緒に運動をしよう!」というのが苦痛でした。わざわざ汗をかかないといけないし、「私がやるべきことなのだろうか」とずっと思ってて(笑)。

――どんな幼稚園生ですか(笑)。中学受験をして私立の中高一貫校で過ごされ、現役で早稲田大学法学部に合格したそうですね。

石橋:学習環境については、母のおかげだと思います。父は大学こそ早稲田大学を卒業している人ですが、非常に癖が強くて……。レールを敷いてくれたのは母なので、感謝ですね。

◆突如家庭に現れた、謎の女性

――お父様の“クセ強”なエピソードがあれば。

石橋:父は、私が小4くらいのときに糖尿病によって失明をしました。すると、父と懇意にしている女性が頻繁に家に現れるようになったんです。

――ちょっと待ってください。お父様、お母様、石橋さんの3人家族ではありませんでしたっけ。

石橋:ええ、そうです。その小学校くらいのときから、父、母、私、女性で家にいることが多くなったんです。

――“懇意にしている”というのは、男女の関係ということですよね。

石橋:そうでしょうね。ただその女性が非常に献身的に父をサポートしてくれて、介助役を積極的に引き受けてくれたんです。人間としても朗らかな方で、とても感謝しています。

◆離婚が成立し、家に残されたのは…

――お母様は……。

石橋:父は健康に携わる仕事に就いていたのに病院嫌いで、母はそれを忸怩たる思いで見ていたようです。だから失明したときも「自己責任でしょ」と呆れていました。もともと父と母はあまり折り合いがよくなく、記憶するかぎりよく喧嘩をしていましたから。