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 TBS系日曜劇場「VIVANT」と「JR東海」によるコラボレーションが26日、発表された。JR東海の公式企画「推し旅」がXで「2026年9月3日 詳細解禁」と予告した。同作はドラマの枠を超え、日本全国を巻き込む一大コンテンツへと広がりを見せている。なぜこれほど多くのコラボが集まるのか。背景には、作品が持つ世界観と企業や地域との“相性の良さ”がある。

 同作はドラマとしての人気に留まらず、商品、観光、交通、イベントを横断してファンを動かし、地域に人を呼び込んでいる。作品そのものに「旅」と「場所」の要素が強く組み込まれていることが要因の一つで、国内外を舞台に物語が展開し、登場人物たちがさまざまな場所を移動するためファンによる「聖地巡礼」との親和性が高い。

 実際にロケ地となった鳥取県では、観光誘客キャンペーンを本格展開。鳥取砂丘駐車場には「VIVANT」のロゴをかたどった砂のモニュメントを設置し、新たなフォトスポットとして来県者を迎える。ロケ地考察と連動したSNSキャンペーンなども進めている。

 また新庄(竜星涼)とチョッキー(OHM)が潜伏していた場所として登場した岐阜県庁も観光スポットに。全国からファンが訪れ、特製フォトスポットも設置された。

 企業とのコラボレーションも相次ぐ。サンリオ、ファミリーマート、神戸屋、湖池屋など幅広い業種との企画を展開。神戸屋とは「別パン」を販売し、湖池屋からは「VIVANTポテトチップス 乃木ののり塩」「VIVANTポテトチップス 野崎のケバブ」が登場した。

 ファッション分野では「SHIPS」とコラボ。ビジネスバッグや乃木家の家紋をあしらったネクタイに加え、シークレットロゴシグネットリング、マルシェバッグなどを販売。「刀型ペーパーナイフ」といった作品の世界観を生かしたユニークな商品も展開されている。

 商品化については、劇中に登場する言葉やアイテムに作品を象徴するモチーフが多く、食品やアパレルなどに落とし込みやすいことが要因とみられる。

 さらに9月からは、ドラマで実際に使用されたセットの中でミッションに挑む体験型イベントを開催。東京での開催後は大阪への巡回も予定されている。映像を見るだけでなく、「VIVANTの世界に入る」という体験へとコンテンツを拡張している。

 幅広い分野への展開が続いている「VIVANT」。今回のJR東海とのコラボは、鉄道を通じて全国各地からファンを作品ゆかりの地へ誘う「推し旅」との組み合わせだけに、ドラマと観光を結びつける動きがさらに加速しそうだ。