逗葉地域医療センターに1・7億円公金投入 慢性的赤字…住民健診廃止へ 救急医療や休日・夜間診療の機能は維持

神奈川県の逗子市と葉山町などが出資する第3セクターの医療機関「逗葉地域医療センター」(同市池子)が慢性的な赤字経営で運転資金が底を尽き、両市町が赤字の穴埋めなどで計1億7200万円の公金を投入する見通しであることが26日、分かった。同センターの救急医療や休日・夜間診療の機能を維持する一方で、住民健診などの事業を2027年度から廃止する。同市も併せて国民健康保険加入者を対象にした集団健診を取りやめる。
同センターは同名の公益財団法人が運営し、1983年に両市町と逗葉医師会の出資で設立された。理事会には両市町の職員も役員として経営に加わり、入院を伴わない休日・夜間の1次救急などで地域医療を支えてきた。
国保加入者を対象にした特定健診や高齢者健診の集団健診も委託を受けて、両市町で年間約3千人が受診。しかし、民間事業者との競争が激しく、健診事業だけで年間1千万円以上の赤字が発生し、貯金に当たる減価償却引当資金は2019年度2億1700万円の残高が25年度は320万円まで取り崩された。
