高校球児の憧れ「青山学院大硬式野球部」に逸材が集まる3つの理由

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青山学院大の人気は衰えそうにない(C)産経新聞社

 有望な高校球児にとって、そこから声が掛かるということは、大きな名誉とも言われています。

 東都大学野球リーグの名門・青山学院大です。「戦国東都」と呼ばれる激しい順位争いが繰り広げられるリーグ戦において、昨秋はリーグ史上最多タイの6連覇を達成した強豪。毎年ドラフト1位の選手を輩出するなど、卓越した育成能力にも定評があります。

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 アマチュア野球の取材歴が長いスポーツライターは言います。

「毎年、青山学院大の新入生を見るたびに、関係者は驚きを口にします。というのも、NPBの高卒ドラフト指名選手と比べても、遜色のないビッグネームが並んでいるからです。高校球児にとって、青山学院大は憧れの進学先の一つなんです」

 なぜここまで、逸材が集まるのか。前述のスポーツライターは3つの理由を明かしました。

<1>少数精鋭
 青山学院大の部員数はマネジャーを含め、4学年で48人。他の強豪大学には、200人を超える大所帯もある中では、少数精鋭と言って良いでしょう。

「部員数が多ければ多いほど、部に在籍する理由も多岐に及びます。学生によっては『就職にいいから』などの理由で『なんとなく』在籍する例もある。しかし、青山学院は違います。全員の目的が『東都制覇』『大学日本一』という高い意識で統一されている。少数だから、熱血漢・安藤寧則監督の眼も一人一人をしっかり見ることができる。成長への確かな土壌が整っているのです」

<2>「出口」の確かさ
 青山学院大は毎年のように、ドラフト1位で選手をプロ入りに送り込んでいる点は見逃せないですが、実は社会人野球とのパイプも強固で、プロ入りができなくても、名門チームで野球継続ができるというメリットも大きいです。

「採用する側からすれば、『あの青学で4年間頑張ってきた』は“品質保証”とも言えます。東都リーグはとにかく野球が細かい。そこで切磋琢磨し、勝ってきた人材は都市対抗で勝つためにも、やはり欲しいと思うでしょう。青学大を卒業後、社会人野球で指導者になる人が多いのも、厳しい環境で過ごした大学4年間の『貯金』があるからに他なりません」

<3>熱い指揮官
 神宮球場のリーグ戦を見に行けば分かりますが、安藤監督はベンチからナインに試合中、ずっと熱い言葉を投げかけています。勝利に向かってひたむきに、ナインが一丸になって戦う環境が、青学大にはあるのです。

「指導者と選手の距離が近いのが青学大の特徴。むしろ高校野球に近いと言ってもいいかもしれません。安藤監督はとにかく選手一人一人をよく観察している。熱い環境で4年間を送りたい選手からすれば、最高の環境でしょう」

 この夏の甲子園を沸かせた逸材の何人かも、青山学院大を進学先として第一志望に挙げているとも聞きます。

 今秋ドラフト会議では、エース右腕の鈴木泰成と、正捕手で主将の渡部海の上位指名が濃厚とも見られる青山学院大。破竹の勢いは、まだまだ続きそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]