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 ◇パ・リーグ 楽天5―1オリックス(2026年8月25日 京セラD)

 楽天のドラフト2位・伊藤樹投手(23)が25日、オリックス戦でプロ初先発初勝利を挙げた。中継ぎでは1登板していたが、2度目の登板で5回4安打1失点。仙台育英、早大を経て入団した右腕にとっては2人の監督に贈る感謝の白星となった。秀光中、仙台育英時代に指導を受けた恩師・須江航監督(43)は伊藤樹のプロ初勝利を祝福し、スポニチ本紙にメッセージを寄せた。

 樹、初勝利おめでとう。初めて樹のプレーを見たのは小学6年生の時でした。小学生なので球種は真っすぐだけですが、同じ投げ方でずっと投げていた。あの段階であれだけ再現性が高い子はなかなかいないので驚きました。

 中学生になって変化球を投げ始めると、手先も器用だった。当時はキャッチャーもやっていましたが、野球が職業になる可能性があるならピッチャーかなと思い、専念させました。単純に痛がりだったのでキャッチャーは難しい部分もあったんですけどね(笑い)。

 「自分の投球を俯瞰(ふかん)して見られるようにしなさい」という話をよくしました。バックネット裏から見ている野球好きのおじさんになったつもりで「ここはゴロでいい」、「インコースの真っすぐだったら見逃し三振取れる」とか。

 秋田出身の穏やかで素直な子。のみ込みが早く、私が言ったことに対してそれを身に付けるような生活、練習をしてくれたのが素晴らしかったです。ただ、高校では彼が求めていた心の強さや根性などはなかなか付きませんでした。それも早大の4年間で小宮山さんが鍛えてくれました。

 プロ入りの際にも伝えましたが、本質を見誤らず、自分の能力を発揮できるような準備をして、また一つ一つ階段を上がっていってほしいです。