山本由伸、スクバル、スネル、グラスノー、そして大谷翔平も ド軍の“最強先発陣構想”がいよいよ本格確立か 防御率4点台の佐々木朗希は“当落線上”か?

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故障者が相次いで復帰をし、豪華投手陣が揃い始めているドジャース(C)Getty Images

大谷の左膝の懸念も「もう過去」

 豪華タレント陣がいよいよ揃い始めている。

 現地時間8月23日、本拠地でのパイレーツ戦にドジャースのブレイク・スネルが先発登板。6回(94球)を投げ、被安打2、無失点、6奪三振と相手打線を圧倒し、今季2勝目を挙げた。

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 昨オフからの左肩疲労の回復が長引いていたスネルは、5月に左肘の遊離体除去のため戦列を離脱。60日間の負傷者リスト入りをし、マイナーでの調整も長引いていたが、8月11日のロイヤルズ戦でメジャー復帰。以降は、3登板(18回)で、防御率1.00、WHIP0.78、奪三振率11.25と目に見える結果を出している。

 頼れるベテラン左腕が完全復活の雰囲気を漂わせるドジャースは、ポストシーズンに向けて、先発投手陣も強力スカッドが整いつつある。

 すでに山本由伸と今夏にトレードで獲得したタリク・スクバルという球界最強クラスの2枚看板が居並ぶローテーションにスネルが本格合流。さらに5月から戦列を離れているタイラー・グラスノーも現地時間8月25日のブレーブス戦で先発復帰予定となっており、まさに最高水準の4枚が揃う形となる。

 さらにドジャースには二刀流スターに関する“吉報”もある。去る6月に左ひざを痛め、7月3日のパドレス戦以来、登板を見送ってきた大谷翔平は、現地時間8月22日にライブBPを実施。デーブ・ロバーツ監督が「(膝の怪我は)もう過去のことだと思う。とにかく真剣勝負が見られて良かった」と太鼓判を押す内容で、復帰に向けたプロセスを順調に進めている。

 現時点でドジャース首脳陣は、「投手・大谷」の復帰について、本人のコンディションを重視しながら慎重な姿勢は貫いている。それでも仮にレギュラーシーズン中に復帰となれば、まさに鬼に金棒。すでに充実しているローテーションがより強固な顔ぶれとなるのは必至だ。

 実際、チーム内でも「投手・大谷」の復帰に向けた期待感は高まっている。現地時間8月23日の登板後に「ポストシーズンでの先発ローテーションの形が見えてきた印象もあるが、どう思うか?」と問われたスネルは、笑みを浮かべながら、こう切り返している。

先発ローテーション争いに身を置く佐々木(C)Getty Images

スネルの指摘する「競争」

「すごくワクワクしているよ。火曜にはグラスノーが投げるし、ショウヘイだって復帰に向けてリハビリが順調に進んでいる。彼らが帰ってきたら先発ローテーションの中で素晴らしい競争が生まれるはずさ。球界トップクラスの投手たちの投球を見て、そのマインドセットや攻め方を学ぶ。そういう環境にいることは自分にとっても大きいよ」

 すべてが理想的な流れで進んだと仮定した場合、スネルの指摘する「競争」から漏れる選手も出てくる。現時点で“当落線上”にいると思われているのは、開幕からローテを回してきた佐々木朗希だ。好不調の波が激しい今季は22試合に登板して、防御率4.42、WHIP1.30となかなか成績が安定しきれずにいる。

 もっとも、指揮官は冷静に事を見定めようとしている。ロバーツ監督は「毎晩、勝つチャンスがあると思える」と豪華ローテーションの実現を想像した上で、「グラスノー、山本、スネル、スクバル、ササキ、そしてショウヘイまで加わるかもしれない。相手からすれば、その並びはかなり手強く感じるはずだよ。我々は良い流れを継続できると思っている」と佐々木をオプションから外すことはしなかった。

 今秋のポストシーズンでは、ワールドシリーズ3連覇の偉業が懸かっているドジャース。球団の悲願達成のためには、より強固な先発投手陣の形成が一つのカギとなるが、果たして、首脳陣はいかなる答えを導き出すだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]