夏ドラマ「総コケ」 50代「内田有紀」の美貌でも「GTO」の復活でも救えない「フジテレビ」の苦境
お台場から断末魔の叫びが聞こえてくる――。各局の編成・制作でフジテレビの惨状が囁かれているのだ。中居正広問題から1年半、6月に行われたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会では業績の向上が発表されたばかりだったが……。【前後編の前編】
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【写真を見る】20年前から変わらぬ美しさ…!内田有紀の2001年頃のお宝写真と現在の姿
フジテレビの社長で親会社フジ・メディア・ホールディングスの社長でもある清水賢治氏は6月25日、株主総会後の囲み取材でこう語った。
《おかげさまで、中核である株式会社フジテレビジョンにおける放送収入は、この第1四半期において、タイム、スポットいずれも見込みを上回る好調な滑り出しです。事案発生前の2024年度と比較しても、ネットタイムは100%を超える水準、スポットも100%に近い水準(97・4%:6月23日現在)での推移が見込まれています。中東情勢の影響には引き続き注意が必要ですが、第2四半期以降も一定の水準での推移を期待しています》(フジテレビの公式サイトより)
ところが、民放プロデューサーはこう言うのだ。

「離れていったスポンサーがようやく戻ってきたと思ったら、今期は肝心のドラマが総コケ。再び離れていきかねません」
7月期のフジの連ドラは、ゴールデン・プライム(GP)帯に5本ある。
▼月曜9時「ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜」主演:GACKT(53)
▼月曜10時「GTO」主演:反町隆史(52)※関西テレビ制作
▼火曜9時「さよならノワール」主演:小池栄子(45)
▼水曜10時「Tokyo middle 30」主演:仲里依紗(36)
▼木曜10時「ラストノート」主演:内田有紀(50)、寺西拓人(31)
「GP帯にもかかわらず、直近の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)が5%を超えているものが1つもありません」
「相棒」再放送にも負ける
他局を見回せば、日曜劇場「VIVANT」(TBS・日曜9時)の第4話(8月16日)が16・6%は別格として、「大空港〜GATE24〜」(テレビ朝日・木曜9時)の第4話(同13日)は8・6%、「Tシャツが乾くまで」(TBS・金曜10時)の第6話(同14日)は7・5%だ。
「かつては日曜劇場と肩を並べた看板枠“月9”にGACKT主演の『ブラックトリック』、社会問題をあぶり出す意欲作を連発している関テレ制作の“月10”には28年ぶりに復活した『GTO』を並べて安心していたかもしれません。初回視聴率こそ前者が6・2%、後者が6・4%とそこそこのスタートでしたが、どちらも第2話から4%台に。8月17日放送の第5話では『ブラックトリック』が4・2%、『GTO』に至っては3・8%にまで落ちました。テレ朝で夕方に放送されている『相棒』の再放送より低い数字です」
それでもこれらは、まだいいほうだという。
「『踊る大捜査線』などヒット作を連発した“火9”のドラマ枠は2015年3月をもっていったん幕を閉じたのですが、24年10月改編でテレ朝のドラマ枠にぶつけるように復活。今期は演技力に定評のある小池栄子が主演の警察ドラマ『さよならノワール』ですが、初回から3・1%で8月18日放送の第7話は2・5%でした。同日、ウラの今田美桜(29)主演の『クロスロード〜救命救急の約束〜』(テレ朝)は6・5%ですから惨敗です」
そして“水10”の「Tokyo middle 30」もまた、日テレの“救命救急”ドラマに敗れている。
2%台がゾロゾロ
「“水10”ドラマ枠も16年に廃枠となったのですが、こちらも日テレの水曜ドラマ枠にぶつけるように22年に復活。今期の『Tokyo middle 30』は仲里依紗に加え11年ぶりに連ドラ復帰ののん(33)と深川麻衣(35)と、タイトルどおり30代半ばの演技派を揃えました。しかし、初回の3・2%にはじまり、8月12日放送の第4話は2・8%。ウラの比嘉愛未(40)主演『ファーストクライ 母子救命救急班』(日テレ)は4・1%と決して高くはないものの、それでも引き離されています。火9も水10も、わざわざウラのドラマ枠にぶつけた編成の責任とも言えます」
さらに“奇跡の50歳”内田有紀の主演ドラマもまた……。
「実に25年ぶりの連ドラ主演となった内田の『ラストノート』は、50歳とは思えない彼女の美貌に惹かれてか、初回は5・0%とまあまあでした。しかし、翌週から3%台、8月13日放送の第5話は2・9%に。つまり、GP帯に2%台の連ドラがゾロゾロいるわけです。これらは低視聴率で知られる昼のバラエティ番組『ぽかぽか』と変わりません。夏ドラマは9月まで続くわけですが、かつての“ドラマのフジテレビ”の看板はどこへ行ったのかと思うほどです」
そしてもう一つの看板“楽しくなければテレビじゃない”に代表されるバラエティ番組もコケだしたという。
後編【断末魔の「フジテレビ」 バラエティは「上垣皓太朗アナ」頼み 看板「めざましテレビ」の視聴率にも暗い影が】では、バラエティ番組にまで及んだフジテレビの苦境、さらに、稼ぎ頭の番組にも及んだ悪影響について伝える。
デイリー新潮編集部
