「水が椅子の上まで…」水没車から緊迫の119番通報 千葉市の被災車両はすべて撤去完了 JR外房線あす全線再開 住宅修理支援が始まる【千葉豪雨】
千葉県を襲った記録的な豪雨。千葉市はきょう、水没で動けなくなり、市が管理する道路に残っていた全ての車両の撤去が完了したと明らかにしました。
記者
「こちらの駐車場に停められているのは全て幹線道路などから撤去された車両です。こちらの車は中が泥まみれになってしまっています」
今回の豪雨では、県内全域の道路で水没などで動かなくなった車が一時、およそ2700台に上りました。
当時の消防の119番通報の音声には、車に取り残された人との緊迫したやりとりが残されていました。
通報者
「もしもし」
消防
「もしもし119番消防です」
通報者
「助けてください」
女性
「車に閉じ込められて水が入ってきている。椅子の上に乗っています」
消防
「車の外に出られないですか」
女性
「はい、出られないです」
現場は24時間雨量が観測史上最大の367ミリを記録した千葉市内です。
女性
「水が今、椅子の上まで。どのくらいかかります?」
消防
「なるべく窓を割れれば割って」
女性
「どうやってやるんですか?」
消防
「何かかたいものない?」
女性
「ない、ないです!」
助けを求めたのは、この女性だけではありません。
男性
「車が水没しちゃったんですけど。今、家内を迎えに行こうとしたんですよ」
消防
「車から出られますか」
男性
「ちょっと出られない。腰まで入っちゃって。わわわわわ、水がどんどん入ってきちゃった」
消防が到着した際には2人とも自力で車から脱出していて、無事だったということです。
この豪雨では男女13人が亡くなり、1人が行方不明となっています。
一方、千葉市では被害を受けた住宅の応急的な修理費用を支援する制度の受け付けが始まっています。
千葉市の職員
「日常生活に必要な最小限の部分を応急的に修理を行うのを援助する制度」
この制度は、「大規模半壊」や「準半壊」などと認定された住宅について応急的な修理を行う際の費用を支援するもので、千葉市では昨日から窓口を開設しています。
県によりますと、申請する際、罹災証明書や被害状況がわかる写真に加え、修理業者による見積書などが必要です。
千葉市住宅政策課 谷川健 課長
「昨日から始まって、きょう午前中までの間に窓口に8件の方がお越しいただいた。順次対応していきたいので、よろしくお願いします」
この支援は災害救助法の適用された市や町が対象で、申請は被災した住宅がある自治体が窓口となります。
こうした中、千葉豪雨の影響で一部の区間で運転見合わせが続くJR外房線について、JR東日本は、あすの始発から全線で運転を再開する見込みだと発表しました。
これは枕木の下にある石を専用の機械で固める復旧作業の様子です。土気駅と大網駅の間では、こうした線路の復旧作業などが続けられていました。
当初は週明け24日の運転再開を目指していましたが、作業が順調に進んだため、あすの始発から再開する見通しだということです。
代行バスを利用
「明日から(再開)で、だいぶありがたいです」
現在運行している代行バスについては、きょうの午後9時まで続けるとしています。
