山本由伸 7回途中2失点9K、今季18度目QSの好投も「そこはすごく悔しかった」 唯一の後悔は7回
◇ナ・リーグ ドジャース5―4パイレーツ(2026年8月21日 ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手(28)が21日(日本時間22日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。6回1/3を5安打2失点9奪三振、107球の熱投でメジャー移籍後最多となる13勝目の権利を手にして降板したが、リリーフ陣が同点に追いつかれて勝ち星を得ることはできなかった。チームは延長戦の末、劇的なサヨナラ勝利で4連勝を飾った。
初回こそ不安定だったが、味方が逆転した直後の2回からはリズムを取り戻した。初回、1死から安打と死球で一、二塁のピンチを招き、4番のN・ゴンザレスに中前打を浴びて先制点を失った。苦しい立ち上がりとなったが、エースは簡単には崩れない。
2回は先頭のマンガムをスプリットで空振り三振。続くJ・ゴンザレスを96.7マイル(約155.6キロ)シンカーで見逃し三振、さらにトリオロを96.3マイル(約155.0キロ)直球で空振り三振と3者連続三振でペースをつかんだ。1―2の3回にN・ゴンザレスに同点適時打を許したが、最少失点にとどめ、直後に味方の勝ち越しを呼び込む。4、5回はともに3者凡退で勝利への流れを引き込んだ。
山本は「調子自体もまあまあ良かったので、自信を持ってランナーが出てからも、落ち着いて一人ずつ抑えていこうと思いました。」と振り返る。投球の軸となった直球について「感覚良く投げられていると思いますし、やっぱりスプリットに(打者の)意識がいくことだったり、高めを狙っているバッターが多い時とか、そういう時はすごくストレートがより有効になっているのかなとは思います。感覚もすごく良いです」と笑顔を見せた。
6回を終えて94球だったが、7回も続投。1死一、二塁のピンチを招いて降板した。2番手・スチュワートが後続を断ち、この回を無失点で終えたが「球数もギリギリの中で7回行かせてもらったので、なんとか抑え切りたかったんですけど。まあ、そこはすごく悔しかったです」と言う。今季23試合目の登板で18度目となる6投球回以上、自責点3以内のクオリティースタート(QS)を記録し、確実に試合をつくったが、唯一の後悔は7回を全うできなかったことだった。
勝ち星を得ることはできなかったが、エースとして示した抜群の安定感。終盤戦、そしてポストシーズンに向け、山本が全力で腕を振り、勝利に貢献し続ける。

