夫が医者も「セレブではありません」橋本マナミが明かす、電車移動と安いホテルの日常
経済番組のMCに
橋本マナミ(42)は「第7回全日本国民的美少女コンテスト」(1997年)での入賞を契機に芸能界入りした。以来、29年。グラビアアイドルとして活動したり、タレントとして「国民的愛人」と呼ばれたり。近年は女優としてほぼ切れ目なくドラマに出演する。今月からは経済番組のMCにも起用されている。2019年には医師と結婚し、1男1女に恵まれた。芸能界屈指の「勝ち組」となった理由は?【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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【写真】「ボディスタイル素晴らしい」「メッチャ痩せたんじゃない」…ノースリーブ姿の橋本マナミ
――8月からスタートしたBSテレ東の「日経スペシャル わくわくマネー倶楽部 楽しく学べる教養バラエティ」(日曜午後3時)のサブMCを務めています。MCはニュース解説者の石田健氏(36)で、解説役として日本経済新聞の編集委員も出演していますが、中学生にも理解できる内容ですね。

橋本:そうなんです。経済って、遠い世界に感じる方が多いと思うんです。でも、できるだけ分かりやすくかみ砕いて、経済に関心がなかった方や若者、お子さんが見ても楽しめるようにしてあります。
――実際に中学生たちも番組に登場し、意見を言っています。中学生も経済問題とは無縁ではいられない時代なのでしょうか。
橋本:そう感じます。番組ではNISA(少額投資非課税制度)や投資信託なども扱いましたが、私は10年前から投資を行っていて、知っているつもりだったんですけど、あらためて番組を通じて学び直したこともあったんです。私みたいな人にも理解しやすくて役に立つ番組になっていると思います。
――NISAは投資で得た利益が非課税になる制度ですが、最近では「NISA貧乏」という言葉もあります。NISAを活用しようとするあまり、生活資金が圧迫されてしまう状態を指します。そうなる人がいるのも、投資への理解がまだ十分ではないからでしょうね。
橋本:そうですね。それと、NISAで購入できる株や投資信託の価格が高くなりすぎた気がします。株価が上がりきってしまっているように思えて、今から投資することに不安を感じます。来年からはこどもNISA(対象年齢0〜17歳)が始まるので、やるべきかどうかとすごく悩んでいたんですけど、NISAでは海外の株も選べる。番組を通じて、そう再認識しました。
――お子さんは6歳の男の子と2歳の女の子ですね。
橋本:ええ。そもそも私は日本株をあまり買ってこなかったんですよ。持っている株の大半はアメリカ株。ただ、そうすると日本の経済が回りにくくなってしまう気がするので、日本を元気にするためにも国内株も買ったほうがいいと思いました。その辺もあまり知らずに投資をやっていたので、番組を通じて勉強になりましたね。
――橋本さんはグラビアアイドルとして活躍されたあと、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」(2003年)で女優デビュー。19歳のときでした。最近もドラマに出ずっぱりです。日本テレビ「10回切って倒れない木はない」(6月終了)で主演の志尊淳さん(31)の母親役に扮したり、鈴鹿央士さん(26)主演で放送中のテレビ東京「リーガルビート」(金曜午後9時)にシングルマザー役でゲスト出演したり。実は芸能界屈指の勝ち組だと思います。ここまで来るために、心掛けてきたことはありますか?
橋本:私は結構遅咲きだったんです。下積みが10数年あったんですよ。
我慢の時期も
――1997年に芸能界入りしてから、30歳を目前にするまで、仕事が少ない時期が長かったということですね。
橋本:ええ。仕事をたくさんいただけるようになってから10数年ぐらい経つんですけど、今ある仕事は奇跡なんだと思うようにしているんです。だから、仕事をいただいたら120%で返す。それが次の仕事につながる。また呼んでいただけるような人間でありたいと常々思っています。ただ、まだまだ勉強が足りないから、日々アップデートをしていかなくちゃいけないとも考えています。
――アップデートするための目標はありますか。たとえば毎月読む本の冊数を決めているとか、映画や演劇を観る回数を定めているとか。
橋本:目標はあるのですが、今はそれがなかなかできなくて。仕事も子育てもしている中で、なかなかそこまで手が回りません。それが今の悩みです。でも、子どもと向き合うことで、今までなかった感情が私の中に芽生えたようで。最近、お母さん役が多いんですよ。
――波瑠さん(35)と川栄李奈さん(31)がダブル主演したTBS「フェイクマミー」(2025年)でも小学生の母親役でした。2人と対立するという設定でした。
橋本:独身のころとは全然違う感覚で役作りができるようになったので、今はそれを生かして作品に取り組むことが自分のやるべきことなのかなって思っています。
――独身役から母親役へとスムーズに移行された気がします。なかなか母親役がハマらない人もいますから。
橋本:私はもともと愛人キャラでしたから(笑)。ちょっとお母さんっぽい感じが独身時代からあったみたいです。ずいぶん前から「子どもいる?」と聞かれていました。もともと私が持っている雰囲気に、お母さん的な面があったのかもしれません。
愛人キャラの日々
――愛人キャラと呼ばれたのは2014年から数年。日本テレビのバラエティ「しゃべくり007」(月曜午後9時)で出演陣が「国民的愛人」と称したことがきっかけでした。どんな気分でしたか。
橋本:そもそも私自身のキャラが愛人とは全然違ったので、ピンと来ませんでした。愛人と言われたので、それが望まれているのだと思い、愛人キャラを演じたこともありました。
――今はもう誰も愛人キャラとは言いませんね。
橋本:そうですね。愛人キャラのイメージがかなり薄くなってきたので、私自身は生きやすくなりました(笑)。
――実生活で妻となり、母となると、演じているときに生活感が出過ぎてしまう恐れもあります。生活感を抑える苦労もありますか。
橋本:私は生活感が出過ぎた方がいいかなって思いながら演じています。無理に自分をつくり過ぎないようにと考えているんです。去年から始めたYouTube(橋本マナミCHANNEL)もそう。飾らないようにしています。すっぴんで、髪ボサボサで出るときもある(笑)。
――その分、肌や体の手入れなど地を磨くことには抜かりがないのでは?
橋本:今はその時間がなかなかなくて。運動もあまりできないんですよ。なので、あえて電車に乗るようにしています。そのほうが歩きますから。タクシーで移動せず、駅の階段を上る。電車の中ではつま先立ちをしてヒップアップを図っています。
――自宅ではセレブ生活ですか。
橋本:主人が医者なので、「セレブだね」って言う人もいますが、うちはそんなことありませんよ。夫も私もサラリーマン家庭で育っていますから。そもそも医者はそんなにもうかりません(笑)。
――どんな暮らし?
橋本:普通です。家族でも電車で移動したり、安いホテルに泊まったり。2人ともお金持ちの生活をしたいわけじゃないんです。私は芸能界に入るまで山形県の田舎育ちでしたから。就寝は午後10時ごろ。子どもたちと一緒に寝ます。起床は午前5時半。子どもたちの世話をして、主人を送り出します。芸能人としてはかなり早いかもしれませんが、主婦としてはやっぱり普通です。
――これからも主婦と仕事を両立ですか。
橋本:両立したいと思いつつ、一番に考えるのは子どもたちをちゃんと育て上げること。妻としての顔、母親としての顔、女性としての顔を持ち続けなきゃいけないとは思っています。私は欲張りなので。それと、何歳になってもワクワクするような好奇心を忘れないでいたいですね。どうしても守りに入りがちな時期ですが、挑戦する気持ちを持ち続けたいです。
――今でも山形とは縁が切れていない?
橋本:ええ。友達がいて、帰りますから。芸能界の友達やママ友って、あんまりいないんです。大半が学生時代の友達。その意味でも自分はやっぱり普通だと思います。
高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。1990年にスポーツニッポン新聞社に入社。放送担当記者・専門委員として、1994年のNHK連続テレビ小説「春よ、来い」のヒロイン途中交代や、1999年のフジテレビ「愛する二人別れる二人」のやらせ問題などを特報する。2015年に毎日新聞出版へ入社し、サンデー毎日編集次長を務める。編集者としては「小池百合子都知事の真実」などを担当した。2019年に独立。元・放送批評懇談会出版編集委員。
デイリー新潮編集部
