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石川県内初のワイン工場として誕生した穴水町の「能登ワイン」が20周年を迎えました。能登の農業の活性化へ。ワイン作りを通して目指すこれからの能登への思いとは…

■テレビ金沢・平本 駿介 記者:
「こちらには、9月の収穫を控えたブドウが、あたり一面に並んでいます」

たわわに実ったブドウ。

ここは、ブドウの栽培から醸造までを手掛ける穴水町のワイナリー・能登ワインです。

2006年、石川県内初のワイン工場として誕生した能登ワイン。

能登空港の開港を切っ掛けに、能登をワインの一大産地にしようと官民あげて取り組んできました。

加熱処理をしない生詰めワインで、フレッシュな味わいが魅力です。

■関係者
「大変まろやかでおいしいですね」

工場の完成から今月で20年。

ここまでの道のりは、決して順風満帆だったわけではありません。

■能登ワイン・村山 隆 相談役:
「20年もの間、山あり谷ありの時もありましたが、皆さま方からの叱咤激励を受け、無事に乗り越えてくることができました」

当初は、石川県がワイン工場の誘致を進め、一度は北海道のワイナリーが進出を決めましたが、景気の低迷などを理由にその後、断念。

しかし、その頃、すでにワイン用のブドウ栽培が始まっていたことから、穴水町が工場の建設を引き受けたのです。

■能登ワイン・村山 隆 社長 (2006年当時):
「せっかくここまで立派な施設ができたので、なんとか能登産のブドウを中心として奥能登の活性化に努めていきたい」

水はけのよくない赤土で、果物の栽培は難しいといわれていた能登の土壌。

それでも、土壌改良や風土にあった品種を探すなど、栽培と醸造のやり方を一から模索してきました。

2年前の能登半島地震では、商品が割れたりタンクに入ったワインが流れてしまうなどの被害に遭いましたが…

被災を乗り越え、その年の9月には収穫と醸造を始めました。

■能登ワイン・村山 隆 社長 (2024年当時):
「能登は元気でやっていますよというのをPRしながらやっていきいたい」

当初は5万本だった醸造量は、今では倍の10万本に。首都圏など全国にも販路を広げています。能登のワイナリーも現在、5社に増えました。

これから能登ワインが目指す将来像は…

■能登ワイン・村山 隆 相談役:
「これからは新しい品種、とくに白ワイン用の品種は少ないものですから。次の目的といいますか、また、次、楽しみかなと思っているんですけど、将来的には長野や山梨のようにワイナリー巡りができるようになれば」

地域をワイン作りで元気に。

これからもワインのおいしさを通して、能登の豊かな食文化を発信していきます。