460年続く祭りに初の“女性唄い手” 歴史的な挑戦で特別な夜に…夏を彩る風物詩に新たな1ページが
大分市の夏を彩る風物詩として親しまれている本場鶴崎踊大会。曲に合わせて踊り手が舞う伝統の祭りに、今年初めて女性の唄い手が誕生し、まもなく迎える特別な夜を心待ちにしています。
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女性で初めて「唄い手」に挑戦
大分市の鶴崎地区に伝わる鶴崎踊りは、460年余りの歴史を持ち、国の選択無形民俗文化財に指定されています。
使われる曲は、優雅な「猿丸太夫」と、テンポが速い「左衛門」の2つがあり、音頭取りが情感豊かに唄う「口説き」に合わせて、踊り手たちが輪を作って踊ります。
「口説き」は、女性が出しづらい音域であることから、担当してきたのはすべて男性で、女性の唄い手は長い歴史の中で1人もいませんでした。
35年以上にわたり、踊り子として大会に参加していた大分市の八板桃子さん(41)は、今年、女性で初めてとなる「唄い手」に挑戦します。
「唄い手」に初挑戦する八板桃子さん:
「小さい頃から踊っていたので、曲はよく聞いていました。普段から口ずさんでいたから、本格的に唄い手をやってみたいなと思い挑戦しました」
新たな魅力を伝えたい…
八板さんを指導するのは、口説きを14年間担当している野上徳幸さん(68)。長い歴史の祭りに、新たな1ページが加わることを歓迎します。
鶴崎おどり保存会 野上徳幸さん:
「八板さんは、私が教えたことをすぐ理解してくれますから、すごいと思います。女性がこうやって新たな分野に参加して活躍してくれるのは、本当に素晴らしいことです」
今年の祭りには娘の桜子さん(小6)も参加。八板さんは「唄い手」として親子で立つ初めての舞台を、心待ちにしています。
娘の桜子さん:
「母がみんなの前で唄うことを誇りに思っています。間違っても良いので本気で唄ってほしいです」
「唄い手」に初挑戦する八板桃子さん:
「わたしの唄で娘が踊っているところを見るとジーンときますね。『女性が唄うとこうなる』という新しい鶴崎踊りの魅力を伝えていきたいと思います」
本場鶴崎踊大会は、8月22日に大分市の鶴崎公園グラウンドで開催。戦国時代から地域で受け継がれてきた伝統の祭りに、新たな歴史が刻まれます。
