FIFAに激震…会長批判の最高幹部が解任、深まる内部混乱 英老舗紙「計画頓挫で大きな圧力、会長解任を求める動きも続いている」

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インファンティーノ会長には辞任を求める声が挙がっている(C)Getty Images

 国際サッカー連盟(FIFA)で、ジャンニ・インファンティーノ会長を批判した最高幹部が解任されたことが明らかとなった。

 英紙『The Guardian』は現地時間8月17日、「インファンティーノ会長のワールドカップ(W杯)売却計画を批判したFIFA幹部が解任」と銘打った特集記事を公式サイト上に掲載。FIFAで最高執行責任者(COO)を務めていたケビン・ラムール氏が、同日付で退任したと伝えている。同メディアによると、インファンティーノ会長が打ち出していた、W杯の一部権益を民間投資家に売却するという構想に、真っ向から異を唱えたのがラムール氏だったという。

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 同紙の記事では一連の経緯を説明している。インファンティーノ会長が推し進めようとした『FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)』をめぐり、計画が十分な情報開示のないまま進められていたとして、ラムール氏はこれに強く反発。インファンティーノ会長に対し、「FIFAに奉仕すべき立場でありながら、自分自身がFIFAそのものだと思っている」などと痛烈に批判の声を上げた。

 この『FFE』に関しては、インファンティーノ会長が発表当初より各方面からの反発を受けたことで、7月31日に計画の中止を決定。FIFAトップを公然と批判していた1人であるラムール氏は、進退についての覚悟も示していたとして、「もし、職を失うことになるなら、それでも構わない。少なくとも今夜はよく眠れるだろう」などとも語っていた。

 また、『The Guardian』は、「ラムール氏解任に至った経緯は明らかになっていない」と説明。その上で、FIFA広報が今回の件について語ったというコメントを紹介。以下のような内容となっている。

FIFAは、FIFAと最高執行責任者ケビン・ラムール氏との雇用関係が、2026年8月17日をもって終了したことを確認します。FIFAはケビン氏の2年間にわたる貢献に感謝するとともに、今後の幸運を祈ります。この件について、これ以上のコメントはありません」

 ラムール氏による痛烈な批判からわずか3週間足らずで決まった今回の退任。そのタイミングも含め、さまざまな憶測を呼ぶことは避けられそうにない。同紙も「インファンティーノ会長は自身の構想が頓挫したことで大きな圧力にさらされており、解任を求める動きも続いている」と記した通り、FIFA内部の混乱はさらに深まることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]