60代ひとり暮らし、「手放してよかったもの」3つ。大きな家具が減るだけで暮らしは軽くなる
ものを減らして暮らしを身軽にしたい、と考える人も多いのでは? 今年からひとり暮らしをはじめた整理収納アドバイザーの新田由香さん(60代)は、一緒に暮らす人数が変わったことを機に収納のやり方を見直したといいます。今回、新田さんが実感している「手放したら暮らしがラクになったもの」についてつづります。

1:圧迫感があった「大きなゲタ箱」

家族分の靴を収納するために使っていた大きなゲタ箱。少しでもたくさん収納するためにと、背の高いゲタ箱を置いていたのですが、高さがあるため、玄関をあけたときになんとなく圧迫感がありました。
暮らす人数が変わったことで、ゲタ箱の中の靴は半分ほどに。自分の靴を数えてみたら10足で、それをきっかけに「今の私にはこんなに大きな収納はいらない」と気づきました。
高さがあって圧迫感があったゲタ箱を手放し、今は仮置きのスチールラックでシンプルに収納。
小さなゲタ箱に買い替えることも考えたのですが、とりあえずしばらくは、仮の棚で様子を見てからにしようと思い、スチールラックを代用しています。このスチールラックも、いろいろなものが減った分、使わなくなった棚です。
必要なものを必要な場所に小さく置いて、自分の暮らしになにが必要なのか様子を見る。
この先、気に入ったゲタ箱に出合うまでは、仮置きのスチールラックで十分かなと思っています。
2:当たり前だと思っていた「収納ルール」

これまでは家族がいちばん使いやすい高さや場所を考えて収納スペースを決めていましたが、ひとり暮らしになり、ものも減ったことで、収納スペースに余白が生まれました。
たとえば、タオルは今まで棚の上にカゴを置いてタオルを入れて置いていたのですが、スペースがあいたので、棚の上から洗面所のスライドバスケットの中に移動。タオルの枚数もひとり分になったので、あふれることなく収まり、棚の上もすっきりして、脱衣所がぐんと使いやすくなりました。
また、これまで「洗濯用洗剤の置き場所は洗濯機の上の棚が便利」と思いこんでいたけど、じつは手を伸ばさないと取れなくて、たまに箱ごと落としそうになることも。
ちょうど洗濯機の近くの棚の低い部分に余白ができたので、「意外とこっちでもいいんじゃない?」と置いてみると、断然低い場所の方が使いやすいことがわかりました。
●服もクローゼット収納にまとめて衣替えいらずに

服の収納にも変化が起きています。
クローゼットも以前はスペースが限られていたため、仕方なく畳んで収納していた洋服がありました。でも余白ができたことで、遠慮なくハンガー収納ができるように。シーズンに関係なく収納できるようになったので、衣替えも不要になりました。
今までは、家族の使いやすさを優先してきましたが、今は自分の使いやすさを基準に収納を見直しています。
3:大きな食器棚と増えすぎた食器

高さのある食器棚を手放すことになったので、自分でシンプルな食器棚をDIYしました。
ここにトースターを置いて、ここにお米、ここにストウブのお鍋を置く、と置きたいものをイメージして、高さを抑えて自分が使いやすい食器棚をつくりました。
食器棚が小さくなった分、収納できなくなった食器も少しずつ手放すことに。

「これからの人生でもずっと使いたいか?」と自問自答しながらじっくり選び、今は本当にお気に入りのものだけが並んだ食器棚になっています。
●冷凍用の保存容器の保管場所にも工夫を
また、ご飯の冷凍用の保存容器も、使用していないときは保管場所を取っていたのですが、空の容器を冷凍庫にしまうように。逆さまにして、空であることがわかるようにしています。

こうすることで、常に「ご飯の冷凍保存のスペースが確保」できていて、別に保管場所を確保しなくてよくなりました。
以前は、一度決まった収納方法や収納場所を変更すると、家族に浸透するまで時間がかかったり「あれどこ?」と聞かれたりして、お互いストレスになったりすることもありましたが、ひとり暮らしになると自分が使いやすいように自由に変えられるという快適さを感じています。
「不便だな」「面倒くさいな」「こっちのがいいかも?」と気づいたらすぐに、暮らしや収納の見直しができるようになり、休みの日はしょっちゅういろんな場所の収納の見直しや片付けをするようになりました。
ひとりだからこそできる、暮らしをより心地よく、より軽くするアップデートをこれからも続けていきたいと思います。
