那賀町のキャンプ村 外国人コンビが管理者に【徳島】
那賀町のあるキャンプ場で、2026年4月から、アメリカとロシア出身の2人の外国人が、指定管理者として運営を行っています。
豊かな自然に魅せられた外国人コンビが目指す、理想のキャンプ場とは。
「Welcome to 鷲敷ラインキャンプ、ようこそー!」
徳島市から車で約1時間。
那賀町百合の鷲敷ライン林間キャンプ村です。
2026年4月、このキャンプ村の新たな指定管理者となったのが、2人の外国人です。
ジョン・ジェイコブセンさんは、アメリカオレゴン州出身の60歳。
35年前に来日し、英会話講師として全国を転々としたあと、2001年からは石井町で英会話教室を開いています。
(キャンプ村の管理者・ジョン・ジェイコブセンさん)
「イリーナが教会に通っていた。(2年前に)そこで初めて会った」
「お互い外国人だから『あなたどこから来たの?』で始まるでしょ」
相棒のイリーナ・イルツカノワさんはロシア出身の50歳。
2002年に、音楽関連の仕事で来日後、結婚を機に徳島へ。
現在は学童保育のスタッフや、歯科助手など様々な仕事をこなしています。
(キャンプ村の管理者・イリーナ・イルツカノワさん)
「那賀町をすごく気に入っていて、仕事を探して那賀町にずっと住むようにしたいので、この仕事できて2人ともうれしいですよ」
町が指定管理者を募集していることを知ったジョンさんが、友人のイリーナさんを誘って応募したところ、見事選ばれました。
2人は施設の整備や宿泊客の応対など、キャンプ村に関わる全ての業務を担っています。
(キャンプ村の管理者・ジョン・ジェイコブセンさん)
「茶色い建物見えるでしょ、それが川沿いのバンガローです」
「鍵が玄関に置いてありますので、入って使ってください」
「どうぞごゆっくり、何かありましたら私の電話ここに書いています」
「年中無休ですよ、来年の1月1日もすでに1件の予約が入っている」
コミュニケーションを大事にしているという、ジョンさん。
お客さんの反応は?
(大阪から)
「(ジョンさんは)めちゃめちゃ気さくでした。きょうの予定どんな感じ?って聞いてきてくれて」
「こうしますよと伝えたら、『いいねそれ!』という感じで、フレンドリーに話しかけてきてくれたので」
「こっちも何が欲しいとか要望を伝えることができたので、すごくありがたかった」
自然に囲まれたキャンプ場ならではの体験も。
2人が管理者になってから、キャンプ村には新しい魅力が次々と加わっています。
(キャンプ村の管理者・ジョン・ジェイコブセンさん)
「このプールと滑り台は塗り替えた。子どもたちがより楽しく遊べるようなプールにした」
幻想的な雰囲気を楽しめるイルミネーションを取り入れたり、大木からブランコを吊るしたり。
訪れる人を笑顔にする仕掛けがあふれています。
(キャンプ村の管理者・ジョン・ジェイコブセンさん)
「子どもたちがより楽しくキャンプの体験をできるように、いろいろな体験バッジを作りました」
「テント作りとか火起こしとか、『あなたちゃんとできましたよ』って、そのバッジを与えるんですよ」
「今、子どもたちはそんな体験しないでしょ、キャンプだからこそそういう体験を与えたいなと思う」
もちろん宿泊客に快適に過ごしてもらうため、部屋の掃除など、基本的な業務にも手を抜きません。
チェックアウトの後は、部屋の隅々まで入念に磨きあげていきます。
忙しい時にはイリーナさんの二女、エカテリーナさんも助っ人として加わります。
(イリーナさんの二女・ エカテリーナさん)
「手伝いは難しいとかは思いません、お母さんとジョンさんが喜んでくれたら私の心も喜びます」
「だから手伝うことがあったら手伝いたいし、キャンプ(村)のためにしたいこといっぱいある」
指定管理者になってから4か月。
2人はこのキャンプ村を訪れる人々にとって、どのような場所にしたいと考えているのでしょうか。
(キャンプ村の管理者・イリーナ・イルツカノワさん)
「私の知り合いの人、徳島の人でも那賀町行ったことないですよ。こんなきれいなところ近くにあるのでぜひ来てください」
「これからみんな楽しく遊べるような、リラックス・癒されることをしたい。那賀町をみなさんに好きになって欲しいですよ」
ひと仕事を終えたジョンさんとエカテリーナさんは、疲れを癒すため目の前を流れる清流・那賀川へ。
(キャンプ村の管理者・ジョン・ジェイコブセンさん)
「Oh no! Oh no!」
「この良さをみんなに感じてもらいたい。知ってもらいたい。それが那賀町に元気を与えてくれるでしょう」
「だから、このライフステージにはこの仕事を大切に、みんなに良いことを提供したい」
国境を越えた2人の情熱が鷲敷、そして那賀町にこれからどんな新しい風を吹き込んでいくのか、期待が高まります。
