FBS福岡放送

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福岡県議会で17日、蔵内勇夫議長に対する議長職の辞職勧告決議案が、自民党県議の動議で採決中止となりました。今回の県議会の動きについて、県議たちは自らの行動をどう説明し、街の人たちはどう見ているのでしょうか。

■民主県政・山本耕一県議
「第三者委員会の結果を待ってから判断すべきと考えたので、賛成に回った。」

こう説明したのは、民主県政県議団の山本耕一県議です。その背景には。

■自民・林泰輔県議
「動議!重大な決断を下すには提案内容、時間ともに不十分であり、採決を諮ることは極めて拙速であります。」

全国が注目する中で開かれた17日の臨時会。

蔵内議長の議長職への辞職勧告決議案に対し、動議を出したのは、自民党の林泰輔県議です。

林県議は蔵内議長の元秘書で、決議案の採決中止を求めたのです。

■新副議長・板橋聡県議
「起立多数であります。よって、決議案の採決を中止することの動議は可決されました。」

動議を出した林県議は。

■自民・林泰輔県議
「第三者委員会を設置して明らかにしようとしている矢先の提案ということに対しては、私は憤りを感じますし。長くそばに仕えていたので(蔵内議長が)どういう人間かも分かっていますし、これほどまで犯罪者のように扱われている状況に対しては、忸怩(じくじ)たる思いもあります。」

FBSの取材では、今回の動議に対して49人の県議が賛成しました。

このうち、最大会派の自民党県議団では、動議に賛成するよう拘束がかかりました。自らのことに関わるため議場を退出した蔵内議長、議事を進行した板橋聡副議長、金銭授受を告白した江藤秀之県議以外の37人が、動議に賛成しました。

一方、決議案について自主投票としていた第2会派の民主県政県議団は、所属する20人のうち、原中誠志会長をはじめ、副議長経験者を中心に10人が「採決中止」について賛成に回りました。

無所属の会の2人も賛成しました。

動議に賛成した民主県政県議団の県議たちに、その理由を尋ねました。

■民主県政・山本耕一県議
「県議会が持たれているさまざまな疑義に関して、第三者委員会の結果を待たなければ、私は最終的な判断はできないと思って、イエスかノーかの2択で迫るような決議案は今、審議すべきじゃないのではと思っていたところに、同様の動議があったので賛成しました。」

■民主県政・吉岡玲子県議
「きのうの本会議前に、会派として議長に自らの出処進退を踏まえ、これからの意向を踏まえ、会派から要請書を提出しました。それを踏まえ、私の意見もあって起立をしました。」

■中村安里記者
「県議会の一連の動きについて、街の人たちはどのように感じているのでしょうか。」

■街の人
「きのう、テレビを見てびっくりしました。やめる、やめないではなくて、倫理というのがあるじゃないですか。それを考えてほしいなって。」
「福岡県人として恥ずかしい。」
「もう、やめてほしいね。途中で中断になった。あれは納得いかんよね。」
「そうそう。なんでって感じよね。」
「憤り。何でみんな賛成の方に立ったんだって。」
「無理でしょうね。身を守るために必死だから。ボスがいらっしゃるから、皆さん恐れているでしょ。解決は難しいと思います。」

福岡市の高島市長は18日の定例会見で、来年の統一地方選挙で県議が改選を迎えることを踏まえ、県議の動きに目を向けることが大切だと指摘しました。

■福岡市・高島市長
「誰がどういう発言をして、自分たちの代表として誰がふさわしいのか、参考にしていくことが肝要だろうと思います。そのときにそれでいいと思った方はそれでいいし、おかしいじゃないかと思うのであれば、次から投票先を考えればいい。」

県議たちには“金銭授受”疑惑など一連の問題について、県民の納得がいく説明が求められています。